海外送金時のトラブルはいくつかありますが、相手の口座番号が間違っている事はよくある事です。
こんな時は「トランスファーワイズ(TransferWise)」で手数料を安く抑えて、口座番号が分からない相手でも、相手のメールアドレスを使い簡単に海外送金をすることが出来ます。
今回はトランスファーワイズの仕組みと、メールアドレスを使った海外送金方法を実際の画面を見ながら解説していきたいと思います。
トランスファーワイズについて詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください。
トランスファーワイズ(TransferWise)の仕組み
一般的な金融機関での送金の場合「隠れコスト」によって、手数料は割高になりがちです。
「隠れコスト」は対象通貨の売値と買値の差であり、これはあなたが知らないうちに徴収されています。
トランスファーワイズでは、この「隠れコスト」がありません。
「本当の為替レート」は一つしかございません。本当の為替レートは、一般的に「仲値」や「ミッドマーケットレート」、「インターバンクレート」とも呼ばれています。
本当の為替レートは、世界中の市場で用いられている「買い」と「売り」の中間値(仲値)で、常に変動し続けています。仲値はロイターやGoogle、Yahoo等でご確認頂くことが可能で、同時にTransferWiseでも同じレートを適用しています。
引用:トランスファーワイズ「本当の為替レートとは」
あなたがインターネット検索できる為替の金額で海外送金をすることができるので、手数料が他よりも安く抑えることが出来ます。
その仕組みは簡単です。
トランスファーワイズは、実は海外送金を行っていません。
例えば、あなたがアメリカに米ドルを送金したいとします。
一方、アメリカにも日本に日本円を送金したい人いたとします。
トランスファーワイズは、この二つの送金をマッチングさせることで、実際にはお互いの国の中で国内送金をしています。
なので、海外送金手数料も安く抑えることが出来ます。
トランスファーワイズで口座が間違えていても海外送金する方法
- 例えば銀行(SWIFT/BIC)コード、支店番号が分からない
- 口座番号の桁数がおかしい
このように受取人の銀行口座の詳細が分からない時に、有効な海外送金方法です。
用意するの物
- 送金相手のメールアドレス
- アルファベットの名前(会社名)
実際に画面を見ながら順番に操作の方法を見ていきましょう。
①送金金額を指定
まずはあなたが送金する金額を決めます。
「次へ」をクリックすると、既に会員登録しているのであれば、以下のステップへ
もしまだ登録していないようであれば、基本情報など入力画面に移動します。
②送金先を指定
送金先を指定します。
例えば、海外の商品を購入して海外企業にお金を送金する場合は「法人・団体」を選択します。
もしくは、海外に留学中の子供に生活費を送金する場合は「その他」を選択します。
③送金先(受取口座)の情報を入力
次に送金先の情報を入力するのですが、その際に「受取人の口座詳細を知っています」に入っているチェックを外します。
④メールアドレスと送金先の英語名
先ほどの「受取人の口座詳細を知っています」に入っているチェックを外すと、こちらのような画面に変わります。
ここであなたの送金したい人、もしくは企業担当者のメールアドレスと名前、企業名を入力して下さい。
ここで注意点があります。
このサービスは基本は英語となるので、送金先の名前や企業名については必ずアルファベットで入力してください。
仮に漢字やカタカナで入力した場合はこちらのような注意が表示されます。
なので、送金相手のメールアドレスと、アルファベットでの名前・企業名は必ず確認しておきましょう。
⑤送金理由
その後は「送金理由」を選んで下さい。
⑥送金内容を確認して、トランスファーワイズに入金
最後に送金内容、金額等を確認したら、トランスファーワイズの指定する銀行口座をお金を入金して下さい。
トランスファーワイズへの入金が確認出来たら、トランスファーワイズから受取人へメールを送ります。
そのメールは、受取人へ口座詳細を入力してもらうリンクのあるメールです。
受取人が送金を承諾したら、あなたにも承諾した旨のメールが届きます。
そして受取人がメールを確認して、口座情報を入力すれば、送金手続きが始まりますが、もし受取人が5営業日以内に、送金を承諾しなかった場合、お金はあなたの口座に戻ってきます。
返金はあなたのお金がリスクにさらされないように、安全の為に行われます。
トランスファーワイズで受取口座が不明な相手に安く海外送金する方法のまとめ
いかがでしたでしょうか?
トランスファーワイズであれば、メールアドレスがあれば、簡単にそして安く海外送金をすることが出来ます。
今回は相手がトランスファーワイズの会員登録をしていなかった場合で解説しましたが、もし送金相手もトランスファーワイズの会員であれば、メールアドレスと名前を入力した際に、自動で検索され、表示されます。
もちろん同姓同名の場合もあるので確認は必要です。
トランスファーワイズは海外送金を安くする、金融フィンテック企業です。
もっとトランスファーワイズについて詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください。