「毎日忙しくて保険の事なんて考える暇がない」「どうせ独身だから保険に入る必要はない」と思っているビジネスウーマンの方も多いのではないでしょうか。
そんなあなたは注意してください!事故や病気は突然襲ってくるものです。
ここでは独身女性の生命保険や医療保険の選び方についてお伝えいたします。
女性特有の病気に対する保険を選ぶ
女性は20代後半から40代前半にかけて、人生で最も女性ホルモン量が増える時期を迎え、その影響で女性特有の病気に罹るリスクが高くなります。
日本産婦人科学会によると、子宮筋腫については3人~4人に1人、子宮内膜症については10人に1人の割合で発症すると報告されています。
また、がん研究振興財団の調査によれば25~64歳の女性では、がんを発症した女性で最も多いのは乳がんで、がんに罹った女性の20%以上は乳がんだということが分かっています。
さらに厚生労働省の調査では、女性の12人に1人が一生のうちに乳がんになるとされています。
乳がん以外にも、20代後半から子宮頸がんのリスクが高まります。
子宮頸がんは近年、罹患率・死亡率とも若年層で増加傾向にあります。
乳がんや子宮がんに罹患すると、思いがけない費用が発生することも
女性特有のがんに罹ると、入院や手術の費用だけでなく、アフターケアの費用も発生します。
例えば、ウィッグや乳がん用下着、医療用弾性ストッキング、服の買い替え(治療跡への刺激を避ける・体型の変化に合わせるためなど)の費用が必要になります。
またリンパ浮腫や排泄障害といった後遺症への対応も費用がかかります。
女性特有のがんを含めがんの治療は長期にわたるため、治療費の他に収入の減少が気になるところです。
平成26年の『がん患者の就労等に関する実態調査(東京都福祉保健局)』によれば、がん患者の約56.8%が収入が減少したと回答し、50.4%が貯蓄を切り崩さざるを得なかったと回答しています。
これらの事を踏まえて保険を選びましょう。
医療保険と生命保険どっちを選べばいいの?
自分のための保障が最優先!
独身女性の保険選びの基本は「自分のために加入する」ことです。
つまり、病気やけがに伴う医療費で、ご自身の財産を減少させないことを優先し、生命保険は最低限の保障を確保すれば大丈夫です。
医療保険は「女性専用プラン」を検討しましょう!
医療費に備えるときの基本は医療保険です。
加入する際に考えたいのは、治療費と、治療後のケアや「自分らしく生きる」ための費用です。
女性特有の病気という観点からは「女性疾患特約」がある医療保険を選びましょう。
この特約で女性特有の病気に手厚く給付金を用意し、入院費や手術費用に充てます。
また近年は入院期間が短期化しているため「初期入院特約」を付加して、入院初日に5~10日分の入院給付金を受け取れるようにすると、例えば4日程度で退院しても多めに給付金を受け取ることができます。
そして三大疾病一時金(がん、心疾患、脳血管疾患)と診断された時点で一時金が受け取れる特約を付加します。
この一時金は「ご自身の当面の生活費」「医療機関までの交通費」「(ウィッグや乳がん用下着の購入など)治療後のケア」など自由な用途で利用できます。
実際には50~100万円の給付金を設定することが多いようですが、三大疾病にかかると多くの方は収入が減少します。
したがって、3か月分程度の生活費+治療とアフターケアに必要な費用ということで、100万円よりも多めに設定した方が安心です。
こうした考え方で決めた医療保険のプランが以下の表です。
乳がんに罹った場合と虫垂炎の治療で入院した場合の給付金額も例示しましたので、参考にしてください。
※「先進医療特約」は健康保険の適用されない高額な治療に対する保障なので、必ず付加してください。
医療保険なら「女性特定特約」もつけられ、病気にならなかった保険料が戻ってくるソニー生命がおすすめです。
死亡時の保障は最低限に!
最優先で備えるのは「自分のための保障」ですから、ご自身の死亡時の整理資金は最低限で備えましょう。
具体的には期間10年ほどの定期保険(掛け捨て)で、葬儀代と自宅のクリーニング代があれば十分です。
若いうちに加入すれば、毎月の保険料が1,000円を切るくらいに安い場合があります。
葬儀代は地域によって異なります。
実際には死亡保険金を300~500万円で設定することが多いようですが、ご自身がお住まいの地域かご実家のある地域の相場を葬儀業者に確認のうえ、死亡保険金を設定しましょう。
独身女性が医療保険、生命保険に加入する時のおすすめの選び方まとめ
ここまで独身女性の生命保険など保険の選び方を見てきました。
優先度は、「医療保険」「就業不能保険」「生命保険」の順番ですが、あくまでこれは一例です。
ご自身が保有する資産、お勤め先の福利厚生などによって優先順位は変わります。
実際に保険に加入する際には、会社の福利厚生で団体保険があるかを確認しましょう。
団体保険は一般的に、通常のルートで加入するよりも割安な保険料で加入できます。
最後になりますが、資産運用しながら生命保険を掛ける事も出来ます。それは生命保険の運用型を選ぶ事です。
生命保険を付けながら資産運用できる分、一般的な投資よりも効率は落ちますが、保険と資産運用の両方を両立することができます。
医療保険や資産運用目的で生命保険を選ぶときは、こちらの無料で相談できるサービスを利用することをおすすめします。