女性が投資を嫌う理由4つの理由が、フィデリティ投信が2010年から毎年実施している投資に関する意識調査アンケート結果で明らかになりました。
※対象は20代から50代の男女、約1万人にのアンケートを実施し、2019年3月に公表されました。
2018年度「女性が投資を嫌う理由BEST4」(※複数回答可)
2位、何をして良いのか、やり方が分からない(31.2%)
3位、まとまった資金がない(29.1%)
4位、色々勉強してから始める(27.9%)
出典:「女性の投資姿勢:水準よりも変化に注目」
この結果を見ると女性は投資に対して、ネガティブなイメージが強いように感じますが、実は2010年の回答と比べるとどれも、ポジティブな方向に改善していることが分ります。
女性が投資を嫌う理由1位の「お金が減る」は2010年から比較すると(5.2%)の改善、2位の「何をして良いか分からない」は(4.4%)の改善、3位「まとまった資金がない」は(16.3%)、4位「勉強してから」は(7.8%)と、それぞれ改善しています。
また、こちらの資料は資産運用に関するセミナーを実施している、日本で最大手のファイナンシャルアカデミーへの受講生の属性です。
引用:「ファイナンシャルアカデミー:受講生の比率」
かつては男性が8割を占めていた受講生の数も、現在では女性の方が多くなっているのが現状です。
このように女性の投資に対する意識は年々変化しています。
そこで今回は嫌いな理由を基に、これから投資を始めてみたいと考えている女性に、おすすめの投資方法や投資先をご紹介したいと思います。
嫌いな理由1位「お金が減る」と考えている方へ、おすすめの投資方法、投資先
投資においてお金が減ってしまう具体的な意味は2つ予想されます。
- 手元の現金が減ってしまう
- 資産が減ってしまうリスクがある
手元の現金が減ってしまうと考えている方へ
投資にお金を回すので、手元の現金はもちろん減ってしまいます。
その為にも投資に回すお金は余剰金や5年から10年は使用用途が決まっていない資金を利用することが勧められています。
しかし私はこの考え方は間違っているのではないかと思います。
もちろん普段の生活が出来なくなる程、投資にお金を回す必要はありません。
今では少額で投資を始めることができるので、ただ貯金をしているのであれば投資に回した方が効率的です。
例えば投資することによって節税が出来るiDeCoを例にします。
年収300万円の方で、iDeCoで毎月1万円を積立投資した場合、年間投資額は12万円となりますが、所得控除によって18000円が還付されます。
年利に換算すると15%、この数字はかなりリスクのある投資をしないと得られないリターンです。
仮に毎月1万円ずつ貯金していたとしても、利子が良くて年利0.2%付いても240円にしかなりません。
このようにiDeCoであれば、普通に貯金をしているよりも、より効率的に投資ができます。
外部リンク:iDeCoを始めるならSBI証券 iDeCo、楽天証券 確定拠出年金がおすすめ
また投資先によっては数日で現金化できる商品もあるので、例えば100万円の資金を準備してから投資を始めようとか、そんな考え方は必要ありません。
例えばAIがあなたの資産運用を助けてくれるウェルスナビであれば、投資していた金額を引き出したい場合
出金手続きから銀行に着金されるまで3営業日で銀行に振り込まれるようになっています。
例えば金曜日に出金依頼をしたら
長くみても1週間くらいであなたの指定した銀行に現金が戻ってきます。
このように銀行などの金融機関に置いておくよりも、投資に回してお金に働いてもらう事をおすすめします。
なぜなら現在は政府、日銀が一体となり物価上昇2.0%を目標にあらゆる政策を進めています。
実際に物価は上昇を始めています。
こちらのグラフは総務省が発表している「消費者物価指数」で、2015年度を100として、それ以降の年代の物価をグラフ化したものです。
総務省によると2018年の総合指数は1.5%上昇(前年比0.3%上昇)と発表しています。
このように物価の上昇(インフレ)は既に私たちの生活に影響を及ぼしています。
一方で貯金をしていても大した利息もつかず、年0.2%の利息であっても、年0.3%の物価上昇であれば、あなたの資産は実質的に0.1%目減りしている事になります。
これを数年、数十年繰り返していくとあなたの資産はどんどんと減っていきます。
だからすぐにでも投資を始めてもらいたいのです。
資産が減ってしまうリスクがあると考えている方へ
投資にはリスクから逃げようとしても必ず付いてきますので、それによって資産が減ってしまう可能性はあります。
ですがその分のリターンが存在しているのも確かです。
先ほども説明しましたが、もし投資を始めなくても、このまま物価が上昇し続けたら、気づかないうちにあなたの資産は減ってしまいます。
投資ではこのリスクと、どのように付き合っていくか考える必要があります。
そこで最も良い付き合い方は「時間」を掛ける事です。
投資は時間を掛けることで、リスクを抑え、あなたの資産を守り、増やしていく事が出来ます。
更に「分散」「積立」この2つの考え方を加えることでリスクをコントロールすることがです。
おすすめの投資方法「長期(時間)」
時間は出来れば5年から10年以上はかけるようにしてください。
この図はウェルスナビのコラム「長期投資のメリットの基礎知識」で紹介されているグラフです。
ここでは米国のS&P500指数(配当込、円建て換算後)に1~15年間投資した場合のリターンが表示されています。
1年間だけの投資の場合、プラスのリターンの幅も大きいですが、マイナスの幅も大きくなっているのが分かるかと思います。
それが長期に投資をすることで、15年間投資した場合では、マイナスのリターンは無くなり、プラスのリターンだけになっています。
もちろん必ずしもプラスになるわけではありませんが、プラス、マイナスの幅が「長期」に投資をすることで狭くなっていくのが分かるかと思います。
このようにじっくり時間を掛けて「長期」で投資をすることでリスクをコントロールすることが出来ます。
おすすめの投資方法「分散」
分散にはいくつも方法があります。
- 時間の分散
- 商品の分散
- 通貨(国)の分散
まず時間の分散は次の「積立」にもつながるで、後ほど説明します。
次に商品の分散については、投資商品は星の数ほどありますが、その中でも中心となるものは「株式」と「債券」になります。
なぜなら株式と債券は、全く逆の値動きをするので、リスクヘッジの取り方としては2つのバランスでコントロールをすることが出来ます。
こちらの図のように、債券の割合を増やせば「ローリスク=ローリターン」、株式の割合を増やせば「ハイリスク=ハイリターン」となります。
また商品を分散することで、ひとつの商品が値下がりしても、他の商品でカバーをすることが出来れば、リスクを抑えることが出来ます。
もしひとつの金融商品しか買っていなかったら、それが値下がりしたらあなたの資産を減らすことに直結してしまいます。
そして通貨(国)の分散は、もし今後日本円がこのまま円安に進むのであれば、米ドルなどの外貨で資産を持っていた方がより、有利になります。
また日本だけに投資するのではなく、海外へ投資をすることで、今後日本経済が減速した時のリスクヘッジにもなり、更には世界経済の成長の恩恵を受ける事も出来ます。
このように分散してい投資することでリスクをコントロールしていきます。
おすすめの投資方法「積立」
分散にもつながる「積立」とは、一定額を決まった日付で機械的に投資をする事です。
時間の分散とも考える事が出来ます。
また積立は機会的に投資をすることで、あなたの感情に合わせた投資が出来なくなります。
例えば
「○○株式会社の今年の業績は300%UPするらしい」
「○○会社の社長が汚職で捕まるらしい」など
このような情報はあなたが意識していなくても、テレビやネットニュースなどで入ってきてしまいます。
その時に、その情報を鵜呑みにしてあなたの感情で買ったり、売ったりすることが最も投資において危険な行動です。
これをコントロールすることが出来るのが「積立」です。
また決まった金額を投資する積立であれば、単価が安い時に多く、高い時には少なく買うことで、購入コストを平均化してくれます。
例えばこちらは、リーマンショックの前年(2007年)から2018年までの日経平均のその年の終値で、毎年(定額)1万円購入した場合と、毎年(定量)終わり値を1口として購入した場合の比較です。
定額(1万円)で購入していく事で、購入コストは、定量(1口分)で買うよりも1口の平均単価が約1,500円安く買うことが出来ました。
このように「積立」はリスクをコントロールするだけでなく、この先10年、20年先を長期的に見れば安く購入することで、最終的な運用益にも大きく影響を与えます。
投資は「お金が減る」と考えているあなたへおすすめの投資先
私がおすすめする投資先は、ウェルスナビです。
ウェルスナビのアルゴリズムは、一部の裕福層や機関投資家だけの特別なモノだった仕組みを、テクノロジーの力によって、誰もが世界水準の資産運用ができるように開発されたものです。
またこのアルゴリズムはノーベル賞受賞者の理論を基に、あなたに合った資産運用をAIが提案してくれます。
AIはあなたに代わり資産運用の全てをお手伝いしてくれます。
資産運用の知識の少ないあなたをウェルスナビが全てサポートしてくれます。
またウェルナビであれば「長期」「分散」「積立」も可能で、投資先は厳選した7つのETF(上場投資信託)を通して、世界約50ヵ国、1万1000社を超える企業に分散投資をしています。
この他につみたてNISAもおすすめですが、こちらの場合はある程度の投資に対しての知識が必要になります。
外部リンク:つみたてNISAについて詳しくは「初心者にはつみたてNISAがおすすめ!ジュニアNISA、NISAとの比較」をご覧ください。
嫌いな理由2位「やり方が分からない」と考えている方へ、おすすめの投資方法、投資先
人間は初めての物事に対して、神経質になりやく、ストレスを感じやすい傾向があります。
投資もその一つです。
更には投資やお金に対して、ネガティブなイメージがある事も、それを大きくしてしまっている原因だと考えられます。
ですが一度慣れてしまえば、また知識として身にしてしまえば、それを応用して使うことが出来るのも人間です。
まずは「投資のやり方」「投資の方法」という基本を知る事が重要になります。
投資方法の王道は「長期」「分散」「積立」
先ほども解説しましたが投資においては「長期」「分散」「積立」が王道の投資方法です。
これをしっかりと実行することで、あなたの資産を増やすだけでなく、守る事も出来ます。
「やり方が分からい」方へのおすすの投資先は「ウェルスナビ」
こちらも先ほど紹介しましたが、ウェルスナビは働く女性におすすめの投資先です。
「長期・積立・分散」は、世界的にも資産運用の王道とされています。これは、世界の経済活動に対して分散してコツコツと投資することで、中長期的に世界経済の成長率を上回るリターンを目指すというもので、働きながら「長い目で資産を育てていきたい」という方にぴったりの方法です。金融庁も、2016年9月の「平成27事務年度 金融レポート」で、「リターンの安定した投資を行うには、投資対象のグローバルな分散、投資時期の分散、長期的な保有の3つを組み合わせて活用することが有効である」と述べています。
引用:ウェルスナビ コラム「資産運用の王道「長期・積立・分散」をはじめよう」
ウェルスナビもまた「長期」「分散」「積立」を基本とする資産運用の考え方なので、投資のやり方、方法は同じです。
また忙しい社会人の方でも、ノーベル賞受賞者が提唱した投資アルゴリズムのAIがあなたに代わって、全てサポートしてくれます。
あなたがやる事は、こちらからリスク許容度のチェックをおこない、口座を開設し、初回に必要な10万円をウェルスナビに預けるだけです。
Android、iPhoneアプリでも設定は出来ます。
アプリのダウンロードはこちら
ポートフォリオの作成、リバランスなど難しい事は全てお任せで投資をすることが出来ます。
また特定口座を選べば、確定申告の必要もありません。
参考記事:ウェルスナビでの税金や確定申告については「ウェルスナビの税金・確定申告はどうなるの?」をご覧ください。
嫌いな理由3位「資金がない」と考えている方へ、おすすめの投資方法、投資先
少し前であれば、投資には大金がかかるというイメージだったかと思いますが、今では少額から投資を始めることもできます。
例えばSBI証券、楽天証券 では、毎月100円から積立投資を始めることが出来ます。
その他にも、現物資産である純金積立であれば毎月1000円からで始めることができます。
このように投資には大金の必要はなくなっています。
しかし少額から始める場合は、長期で取り組んでもリターンは限定的になってしまうので、まずは投資の事を知る為に始めてみてください。
始めることで分る事や、見えてくるものが増えていくと思います。
その後に100円なら1000円、1000円なら1万円と少しずつ投資金額を増やしていきましょう。
その際に必ずやっておくべきことがあります。
投資額を増やす前にやっておくべき事
- まずは投資の目的を明確にする事
- 収入と支出を書き出しておく事
例えばダイエットを例として考えると、漠然と「痩せたい」と思っていても痩せることは出来ません。
明確に「3ヵ月で5kg痩せたい」などの目標があれば、意欲も違ってきます。
投資も同じで「いつまでに」「いくら」などの目標設定をすることで、その目標額に合ったリスクの取り方や、投資商品がハッキリとしてきます。
関連記事:目的別、年代別の投資商品は「初心者でもすぐ始められる投資先を目的、世代別に紹介」を参考にしてください。
そして次に、現在の収入と支出を紙などに書き出してください。
家計簿をつけている人にあまり効果はないかも知れませんが、つけていない人には効果的です。
普段、何に幾ら使っているのか書き出すことではっきりし、無駄使いも見えてきます。
そうしたお金を投資に回すことでより効果的なお金の使い方に変えていきましょう。
投資できる資金を増やす方法
現在の収入と支出が問題ないのであれば、後は収入を増やすことです。
企業にもよりますが、最近では副業を認める企業が増えてきました。
そういった方におすすめは、最近テレビでも取り上げられた「CrowdWorks」です。
例えば簡単なアンケートに答えて100円の報酬や、少しプライベートな部分を答えたら200円など、簡単な作業で副収入を得ることが出来ます。
アンケートも選択式が多いので、入力する手間もありません。
その他には「バイセル[ブランド買取]」など、家で不要になったものを買い取ってくれるサービスもあるので、断捨離をしながら投資の資金を作る事も出来ます。
嫌いな理由4位「勉強してから始める」と考えている方へ、おすすめの投資方法、投資先
出来れば少額で良いので実際に投資を始めてから、投資について勉強を始めるとより理解が早まります。
先ほど紹介したようにSBI証券、楽天証券 であれば、口座開設方法も簡単で、また手数料なども業界最低水準なので、口座を作っておいて損はありません。
それでも「勉強してから投資を始める」のであれば、資産運用についてのセミナーでは最大手のファイナンシャルアカデミーがおすすめです。
私がおすすめする資産運用のセミナーは
日本ファイナンシャルアカデミーが主催する無料の基礎講座セミナーです。
年間255講座、延べ47万人が受講したお金の学校の定番講座です。
この会社は独立系なので、金融商品を勧められることはありません。
また22年間この業界で、蓄積された資産運用に関する基礎知識を無料で聞くことができます。
※会場は東京、神奈川、愛知、大阪から選ぶ事が出来ます。
今回紹介したファイナンシャルアカデミーへの取材を行い、なぜ無料でセミナーを提供できるのか?など、詳しく聞いてきました。
またこのサイト限定で資産運用セミナーに申し込んだ方に、プレゼントもご用意いただきました。
詳しくはこちらの記事もご確認ください。
まとめ:【女性が投資を嫌う4つの理由】働く女性におすすめの投資方法と投資先
女性は男性とは異なり現実的な考え方をする方が多いので、実は投資は男性よりも女性の方が向いていると言われています。
また我慢強い所のも男性よりも女性の方が上で、アメリカの金融や経済情報を中心に発信しているBloomberg(ブルームバーグ)では、こんなニュースが取り上げられました。
相場混乱した時に取る行動で、男性はすぐに売り買いに走るが、女性はそういった行動に出ない事が分かりました。
これは長期で資産運用する場合において非常に重要な事です。
例えばリーマンショック時にすぐに株を手放した人は、今はひどく後悔をしているかもしれません。
なぜなら2008年リーマンショックが起きた年の日経平均の終値は8,860円で、2018年の日経平均の終値は20,014円です。
10年間で倍以上の価格になっています。
そして実は今がそのリーマンショックと同じレベルの状況になっているという数字があります。
予想PERが10.6倍、実績PBRが1.03倍ですので、リーマンショックに並ぶくらいの株価の割安状態になっています。そのような意味で、弱気になる必要はなく、むしろ強気になっています。
引用:「ひふみ投信の基準価額変動について運用責任者からのメッセージ」
(2018年12月25日)
これは「ひふみ投信」の運用責任者である藤野英人氏のコメントです。
ひふみ投資と言えば2017年に「カンブリヤ宮殿」で話題になり、現在の運用総資産額は1300億円を超える、優良銘柄です。
一時期は1400億円を超える超優良銘柄でしたが、2018年はー21.4%と大きなマイナスとなり、一部の人は離れていきましたが、本当に優良な株が割安状態になっているようであれば、今後まだまだ期待できます。
実際に2019年は+4.8%とまずますの滑り出しでスタートしました。
そして2019年の世界経済は米中貿易摩擦、イギリスのEU離脱など様々な問題を抱え、日本はTTP11がスタートし、今年は大きな転換期になろうとしています。
だからこそ今年に投資を始める、これは一つのチャンスです。
またこれからの時代は個人が主体的に資産運用を始めないといけない時代になります。
年金の問題もそうですが、資産運用をしている人、していない人で10年後、20年後には格差が生まれると言われています。
この機会に投資を始めてください。
今は投資を始める絶好のタイミングとなります。
長くなったので今回紹介した投資先とセミナーの情報を以下にまとめておきます。
女性が投資を嫌う理由、それぞれで紹介した投資先
1位「お金が減る」、2位「やり方が分からない」と考えている方
AIがあなたに代わって投資をサポートする「ウェルスナビ」
おすすめ記事:「ウェルスナビの会社の評判からメリット・デメリット、更に運用実績と口コミも紹介」
3位「資金がない」と考えてる方
・少額から投資が始められる「SBI証券」「楽天証券 」で口座開設
・リスクの少ない現物資産の純金積立
おすすめ記事:「金投資を始めるのであれば消費税の増税前に純金積立がおすすめ!」
4位「勉強してから始める」と考えている方
ファイナンシャルアカデミーの無料講座
おすすめ記事:「資産運用セミナーへ参加する際、投資初心者が注意する3つの事」