海外での資産運用は国内での運用よりも比較的に運用利回りや金利が高いので、あなたの資産を大きく育てる可能性は高くなります。
ただ契約時には英語での手続きなどが多く、まず運用を始めることが目的となってしましい、契約できたことで安心してしまうケースが良くある。
そこで契約後に忘れがちになる注意しておく点3つをご紹介したいと思います。
もしあなたの資産運用の目的が老後であったり、また子供の為の教育費だったりする場合は長期の運用期間となる。
長期の場合は特に注意が必要です。
注意点1、資産運用の海外銀行口座の開設後の管理
新たに海外で銀行口座を開設したが運用が始まってしまえば、あとはほったらしにしていると後々苦労することになる。
例えば私が口座を開設したのオフショア地域である香港のHSBC銀行です。
HSBC銀行の場合は1年間、インターネットバンキングやATMでお金の引き出し等を行わなかった場合、口座が制限されてしまいます。
その後にメールや電話などで本人確認を行ってから、その制限を解除しなくてはいけない。
では日本からHSBC銀行への送金はどうかいうと、口座への日本からの送金で入金であってもお金を動かしたことにカウントされません。
なぜなら本人以外でも行うことができるからです。
私が香港で聞いた対策は、同じ口座内で米ドルを香港ドルなどに他の通貨に両替することで、こうした事で凍結を回避できるようなので、少額でも構わないので一年に一回は引き出しもしくは、口座内での両替を行いましょう。
もしメールや電話での解除をしなかった場合は、香港まで本人がいかないと制限を解除できないので、無駄な交通費や滞在費がかかってしまいます。
そして2年間全くほったらかしにすると、完全に口座を閉められてしまいます。
口座をそのままにしておくと、せっかく資産運用を始めたのに毎月の引き落としができなくなったり、実際に運用後にお金を受け取るときに支障をきたします。
あなたが開設した銀行口座の維持条件をもう一度確認して下さい。
注意点2、資産運用の海外銀行口座のID、パスワードの取り扱い
銀行のインターネットバンキングを利用する時、またATMからお金を引き出すときに必要なIDやパスワード等は、貴重品などを保管している場所など、管理ができるところに書き出して保存しておきましょう。
また家族にもそのことを伝えておきましょう。
もしパスワードなどを伝えずにあなたが死亡した場合、銀行の口座を一切動かす事はできません。
また死亡が確認できるものを、しかも現地の言葉か英語などで証明しなくてはいけません。
その為、すぐにお金が必要になっても、その手続きに時間もお金もかかり引き出す事が出来ません。
その他にインターネットでID、パスワードを使って手続きができるものも、すべて共有しておきましょう。
そうすれば一時的にこういった事を回避することができます。
注意点3、古いパスポートを捨てずに取っておく
銀行口座の開設や、保険の契約などで使った身分証明書は、パスポートがメインとなります。
口座開設から数年たってパスポートの有効期限が切れ、パスポートを更新するとパスポート番号が変わってしまいます。
すると口座開設などの契約時に使ったパスポートと、新たに作ったパスポートは別物となり、新しいパスポートでは契約者であることを証明する事が出来なくなってしまいます。
もしパスポートの更新が必要な場合は、必ず古いパスポートは捨てずに保管しておきましょう。
金利の高い海外での資産運用を始めた後の3つの注意点のまとめ
資産運用は長期間で行うものなで、その期間中にあなたが思いもしないような事が起こることもあるので、以上の3点については注意が必要です。
またあなたの家族の為に行っている資産運用が、逆に家族の負担にならないように、今のうちに情報を共有しておきましょう。
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