あなたは「オフショア」という言葉をきいたことはありますか?この「オフショア」という言葉は金融関連や投資関連の記事で最近よく見るようになりました。金融取引、資産運用では重要なキーワードの一つです。ここでは「オフショア」の意味を解説したいと思います。
「オフショア」言葉の意味は?
ショア(shore)は「岸」という意味。オフ(off)は「〇〇から離れる」などの時によく使われます。オフショア(offshore)とは、直訳では「岸から離れる」という意味になり、日本語にすると「沖合」という意味になります。
投資の場合は、「オフショア投資」「オフショア保険」「オフショア地域」などの言われ方をします。
投資や金融関係の際にオフショアと表現した場合には、「沖合」という意味ではなく「税金などが優遇(低いもしくは、無し)された場所」という意味で使われている事が多いです。
また税金がかからないのでオフショア地域は「タックスヘブン(租税回避地)」などと呼ばれる場合もあります。
その為、オフショア地域には金融機関や企業などが集中します。
なぜなら金融機関であれば運用で得られる利益を最大化することができ、また企業であれば法人税などを押さえることができるからです。
もちろん資産家や投資家も同じ理由で、オフショア地域で資産運用をして運用益を最大化することが出来ます。
オフショアのメリット・デメリット
オフショア地域として有名なのは、香港やシンガポール、イギリス領のマン島、カリブ海のバージン諸島、モナコなどがあり、世界中におよそ40カ所以上の国や地域にあります。
このオフショア地域でのメリットは、税金が掛からないので運用による利益を最大化することが出来ます。もう一つは金融機関、経営者、資産家、投資家が多く集まることで、金融商品にも競争力が生まれ、より魅力的な金融商品が揃うことです。
デメリットとしては、投資家や資産家など特定のクライアントを対象としているので、非常に情報が入りにくい事や、情報が無い事を利用した詐欺まがいの商品も存在することです。
長期運用はオフショアで
長期運用する場合、日本でも最近はNISAなど非課税になる投資方法が出てきましたが、オフショアで扱われているような商品とは全く異なります。
→オフショア運用に興味がある方は「年金代わりに老後資金1億円をオフショア保険で作れるか?」もご覧ください。
オフショア地域の金融商品の情報が入りにくいという事は、ある意味では誰にも教えてたくないから、出したくないという事かもしれません。
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