日本国内ので資産運用が制限されるなかで、海外での運用に活路を見出そうと奔走し、ようやくその道が見えてきた。
それはオフショア地域の香港での生命保険での資産運用です。そしてオフショア地域の特徴としては、運用益に対して税金はかかりません。
もちろん生命保険なので、運用だけでなく、死亡した場合にも保険金は家族に支払われます。
ここでは数あるオフショア保険の中でプルデンシャル生命保険とサンライフの学資保険の2つシュミレーションを紹介したいと思います。
まず資産運用セミナーで紹介されたプルデンシャル生命保険についてです。
日本国内でも生命保険での資産運用は経験があったので、海外だからできる運用方法としては、悪くない選択だと思い、さっそくシュミレーションをしてもらいました。
その結果をこちらで紹介したいと思います。
香港プルデンシャル生命保険のシュミレーション
プルデンシャル生命保険は年間の保険料を5年間に分けて支払う形で年間約US$10,000以上でないと契約できないとの事で、最低基準のモノでシュミレーションをお願いしました。
※通貨はUS$
右端「Total Premiums」が保険料で、私の場合はUS$10,533が最低の保険料でした。
最低の保険料は契約時の年齢や住んでいる地域の治安によっても変わってくるようです。若い方であればUS$10,000で始められるかと思います。
その隣の「Cash Value」の下にあるのが運用結果です。
「Guaranteed」:運用成績が関係なく確約されるお金です。
「Non-Guaranteed」:運用次第で金額が変わってくるところです。
生命保険なので、その隣の「Death Benefit」が死亡した場合に、支払われる保険料です。死亡の際の保障金額も運用実績に応じて金額が変わります。
またこのシュミレーションは運用利回り約5%で複利運用できた場合で計算されています。
9年目で支払った保険料の支払い総額US$52,644を、運用益が越えてきます。そして10年目以降は以下のようなシュミレーションになります。
10年目:US$59,996(約1.1倍)
20年目:US$118,113(約2.2倍)
30年目:US$225,716(約4.2倍)
運用利回りが5%であれば日本にも同じような金融商品はあるように思えるが、そこはオフショア地域だからこそ可能な数字になっています。
ちなみにここには30年目までのシュミレーションを載せましたが、運用は100歳まで続けられるので、私の場合は60年間運用できることになります。
興味がある方は「オフショア保険を60年間運用したら一億円になるか⁉」もご覧ください。
香港プルデンシャル生命保険の特長
この保険の特長は、契約25年経過すれば年間、約US$10,000ずつ部分的に解約できることです。
以前のブログで書きましたが私の日本でもらえる年金額は、一般的な家庭に比べると半分以下です。
年金に代わる資金が無いと老後の生活が心配だったので、この保険であれば年金プラスアルファのお金が手に入り老後の生活もカバーできます。
また妻が年下なので、日本人の平均寿命から考えると私の方が間違いなく先に死ぬことになるので、その時にはそれまで運用してきたお金が保険金として妻の手元にも入ってくる。
夫婦の老後に求めていた内容が、このプルデンシャル生命保険で解決されます。
香港サンライフ生命保険の学資保険
もうひとつ頼んでおいたサンライフ生命保険の学資保険のシュミレーションを紹介したいと思います。
子供の学資保険について、こちらはカナダのサンライフ生命保険という会社で香港にも支店があります。
※通貨はUS$
このサンライフ生命保険は年間US$6,869で5年間の支払いです。
この保険料も子供の年齢によって変わるようなので、0歳から始めればもう少し安くなります。
上から2番目の「Education Coupon」が18~21歳まで4年間支払われる額で、こちらもプルデンシャル保険と同様です。
「Guaranteed」は年間US$10,000です。
「Non-Guaranteed」は運用次第ですが年間US$4,597になります。
こちらの運用利回りは4%の想定で、複利運用した場合の金額になります。
これ以外にもボーナスとして入学時にUS$4,000、卒業の時にUS$5,000が付きます。
仮に「Non-Guaranteed」の運用益が無かったとしても、5年間で総額US$34,345払って確約部分だけ計算すると
US$49,000=US$10,000×4年+US$4,000+US$5,000
これだけ返ってくるのであれば、運用期間およそ20年間で約42%の運用利回りがあります。
これは日本の学資保険では考えられない数字です。
香港のオフショア生命保険の注意点
ただここで注意が必要なのは税金について
香港ではこういった利益に対しての税金はゼロです。しかしこのお金を満期で受け取る時に、日本にいる場合は税金が発生します。
項目としては恐らく雑収入になり、利益の約20%が課税されることになります。
但し受取る時に自身の収入額によって税率が変わる場合もあるので、詳細は税理士などに確認が必要です。
私の場合は、長期で海外に駐在の予定なので国内の銀行にお金をそのまま寝かしておく選択はあまり考えられません。
もちろん国内でも年利4~5%の複利での運用は探せばあると思いますが、今の私にはそれは出来ないので最良の選択だと思います。
もう一つの注意点は為替になります。
こればかりは今度どうなるかは分かりませんが、もし将来の日本経済の成長が見込めなくなるようであれば、円の力は弱くなります。その逆もあります。
今の世界経済は密接に関わりあっているので、日本円の今後を予想することは非常に難しいですが、予想しずらいという事は為替はリスクになります。
ただ為替がリスクであれば、どこ国の通貨を持っていてリスクになるという事になります。もちろん日本円だけで持っていてもリスクになる可能性はあります。
であればリスクヘッジとして、米ドルなどの外貨で資産を持っておく事も重要になります。
海外口座へ送金の方法
これは口座が出来てからになりますが、海外への送金方法も考えておく必要があります。
私のメインバンクになっている日本の銀行は、直接銀行に行かなければ海外に送金できません。
でも私は既に海外なので、送金をする為だけに日本に戻る選択は考えられません。
そこで色々と調べ私が海外送金した方法の中で、一番手数料が安かったのが「Transfer Wise」です。
Transfer Wiseでは世界中の送金ニーズを吸い上げ、例えば日本からアメリカに送金したい人とアメリカから日本に送金したい人を、この会社を介してマッチングさせて送金するので通常の海外送金よりもコストは低くなっています。
そんな事で、オフショア生命保険はこの内容で契約を進める事になるのですが、次に立ちはだかるのは銀行口座の開設です。これが一番気が重いです。
続きのHSBCでの口座開設については「香港オフショア地域でHSBC銀行の口座開設」をご覧ください。
お知らせ!
この度、初noteを書きました!
「香港オフショア保険の真実」
- 日本人は香港オフショア保険の契約ができなくなるのか?
- 契約方法は?
- HSBC口座の開設は?
- オフショアだからといって税金がかからないはウソ
- IFAが全て運用責任者ではない
これらについてお伝えしています。
価格は300円です。
あまり他では聞けない情報も入っているので、それくらいの価値はあるかと・・・
売れ行きによっては値段を変更するので、お早めに!
追記:2019/07/18
金額を1000円に変更しました。
直接現地のIFAに聞かないと分からない事や、新しい仕組みについて解説しているのは、このnoteでしか読めない情報です。
まぁその分の人件費だと思っていただければ、また今度香港に行ってまた新たに情報も仕入れてくる予定なので、今後の更新も含め価格を変更いたします。