【資産運用の種類】国債・地方債とは?特徴とメリット・デメリット

資産運用の種類
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資産運用を行うときには、できればリスクを抑えたいと考える方がいるのではないでしょうか。

そのような方に適した資産運用の種類の1つに、国債・地方債があります。

国債・地方債はともに債券で、満期まで保有していれば償還払いされ、額面額が返還されるからです。

今回は国債・地方債の特徴やメリット、デメリットを紹介していきます。

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国債・地方債とは?特徴は?

国債・地方債の違いは発行元が異なる点で、国債は国が、地方債は県や市町村などの地方自治体が発行した債券になります。

国債・地方債は株式とは異なり、償還期間、利率があらかじめ決められています。

例えば「固定5年、年率0.05%、個人向け国債」では発行日から5年後に額面額が償還され、年率0.05%の金利を得ることができます。

投資した債券の発行元が破綻しない限り、満期日まで投資していれば、額面額が返還されるのが国債・地方債の特徴になります。

また満期前でも売却することができる場合がありますが、額面金額ではなく市場価格での換金になります。

利率は株式などと比較して低めとなっているため、ローリスク、ローリターンな資産運用の種類の1つと言えます。

国債・地方債の特徴まとめ

  • 償還期間、年率が設定されており、定期的に利子を受け取れ、満期日を迎えると額面額が返還される
  • 満期日前でも売却すると、売却時の価格は額面額ではなく市場価格になる
  • 株式などの資産運用と比較してローリスクローリターンな資産運用である

国債・地方債のメリット、デメリット

続いて、国債・地方債のメリット・デメリットを紹介していきます。

国債・地方債のメリット

まずはメリットですが償還期間、年率が決められていることです。

先ほど紹介したように破綻しなければ、国債・地方債へ投資したお金は満期日に返還されます。

購入する国債・地方債によっては固定金利となりますので、資産運用を行う上でのリスクを軽減できます。

また個人向け国債や地方債は、1万円から購入することができます

個人向け国債ですがいつでも売却できるわけではなく、発行後1年後からなどの制限がありますので、満期まで保有する予定がない方は、購入時に確認しておきましょう。

国よりも地方自治体の方が破綻する可能性が高いため、資産運用を行う上でのリスクは地方債は高くなります。

なので地方債は国債と比較して金利が高めに設定されている、地方債の利率は魅力的な点となっています。

国債・地方債のメリットのまとめ

  • 償還期間、年率が決められているためリスクを抑えることができる
  • 1万円からの少額投資が可能である
  • 地方債は国債と比較して高い利率が期待できる

国債・地方債のデメリット

続いてデメリットの紹介です。

満期前でも売却できる国債・地方債ですが、売却時の価格は市場価格となります。

額面額ではないため、市場の金利水準によっては元本割れを起こす可能性があります。

例えば、あなたが利回り0.5%の債券を10万円購入しました。

その後に市場の金利が1%に上昇したら、あなたが購入した債券よりも利回りの良い条件の債券が売られており、あなたの債券に対しての需要(市場価値)は小さくなります。

結果として購入時の10万円よりも安く売却せざる得ません。

逆にあなたが購入して債券の市場価値が高くのは、市場の金利が低下した時になります。

このように市場金利によっては元本割れを起こす場合もあります

また何度か紹介してきましたが、株式などの資産運用と比較してリターンが低くなります。

国債・地方債は長期保有が前提となるため、短期間で効果的な資産運用を行いたい方には不向きな金融商品と言えるでしょう。

国債・地方債どちらにも言えることがですが、発行元が破綻すると投資金額が回収できなくなる可能性があります。

国が破綻するというのは想定しずらい状況ですが、2007年に北海道の夕張市が破綻したことは記憶に新しいのではないでしょうか。

国債・地方債のデメリットまとめ

  • 満期前に売却できるが、市場金利の状況によっては元本割れを起こす可能性がある
  • 短期的な資産運用には適さない
  • 発行元が破綻してしまったら、投資金額が回収できなくな

【資産運用の種類】国債・地方債について まとめ

これまで国債・地方債の特徴、メリット・デメリットを紹介してきました。

株式や投資信託とは異なり、債券は償還期間や利率があらかじめ決められています。

また満期前でも売却ができるなどの特徴がありますが、リターンが低く、発行元の破綻などにより投資金額が回収できなくなるなどのリスクも負っています。

ローリスク・ローリターンが国債・地方債の特徴と言えるでしょう。

リスクが低いとはいえ銀行預金とは異なり、元本保証されているわけではないので注意が必要です。

本ブログでは、この他にも資産運用の様々な種類について解説をしています。

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