投資信託と聞いて一番に思い浮かぶのは株式だと思いますが、株式以外にも債権や不動産など他にも多くの種類があります。
例えばお鍋をする時には、白菜やネギ、豆腐、お肉など色々な食材を入れるように、投資信託(ファンドとも呼びます)にも色々な金融商品が一緒に入っています。
投資信託は株式と債券の組み合わせが基本です。
株式と債券は逆の動きをするので、リスクを分散するという意味では都合の良い組み合わせと言えます。
そしてこれを基本に不動産を加えたり、または債券の比率を上げてよりリスクの低いファンドにしたり、このように基本の形を崩していく事で、多くの種類に分かれていきます。
現在日本で購入できる投資信託と呼ばれる商品は約6,000種類あります。
この中からあなたに合った商品を選ぶの大変な作業です。
そこで約6,000種類ある商品をおおざっぱに分類していく為に重要なキーワードが「インデックス」と「アクティブ」です。
投資信託協会の発表によると、2018年12月末現在での私たちが買うことが出来る投資信託の数は6,006本です。
その内インデックスと呼ばれる投資信託は931本となり、一気に約6分の1に減ります。
更に国内のみ絞った場合、166本と更に数が減ります。
今まで資産運用をした事の無い初心者にとっては、インデックスやアクティブなどは聞きなれない言葉ですが、これを理解すればよりスムーズに資産運用をする商品を選ぶ事が出来ます。
投資信託の種類を確認
投資信託は大まかに株式、債券、不動産、コモディティ(商品)、この4つで構成されています。
株式投資信託 | 国内、海外の株式を中心に投資する投資信託 |
公社債投資信託(債券) | 国内外の国債や社債になどに投資する投資信託 |
不動産投資信託(RIET) | 国内外の不動産物件に投資できる投資信託 |
コモディティ | 金や銀、また石油などのエネルギーに投資できる投資信託 |
株式は国内、海外の証券取引所に上場している企業の株です。
債券は国が発行するものを「国債」、企業が発行するものを「社債」と呼んだりします。
あなたが国や企業にお金を貸して、期間は短いもので半年から長いもので10年以上のモノもあり、その期間の利息と元金を返してくれるものです。
不動産投資信託RIET(リート)は国内外のビルやマンションなどの不動産に投資することが出来ます。
個人では海外の不動産物件には投資しにくいですが、この形であれば簡単にできます。
商品に投資する投資信託をコモディティと呼ばれ、金、銀、プラチナや石油などエネルギー関連の商品です。
コモディティは一般的にはインフレに強い金融商品です。
またコモディティは少額から投資できることも魅力の一つになります。
インデックスとアクティブの違い
インデックスとアクティブの主な違いはこちらになります。
インデックスファンドを相称して「インデックス」、アクティブファンドを「アクティブ」と呼びます。
インデックスの運用方針は、テレビなどのディアでよく耳にする事のある日経平均株価や、東証1部に上場している企業の株価の平均株価を出した東証株価指数のTOPIXなどを指標として、その指標に連動した運用成績を目指します。
またインデックスはプログラムを組んでコンピューターが自動的に決められた銘柄の中で投資を行うようになっており、人件費がかからないので、手数料などのコストは比較的安くなります。
また市場と連動しているのでリスクも低くなります。
一方アクティブは、日経平均やTOPIXなどの指標を上回る運用成績を目指す為に、ファンドマネージャーが今後値上がりが見込める銘柄の選別を行い、投資していくのでその分のコストが高くなります。
また見込みを間違えた場合は、市場よりも低い運用成績になるので、リスクとして高くなります。
もちろん見込みが当たれば市場よりも大きく運用益を得ることもできます。
- インデックスはローリスク、ローリターン
- アリティブはハイリスク、ハイリターン
投資信託のインデックスとアクティブの違いを知れば資産運用が簡単になる!のまとめ
投資信託で資産運用する場合は、最初にインデックス型かアクティブ型か決めましょう。
そうすることで6,000種類がまず6分の1程度には減ります。
また商品名にも「〇〇〇インデックス」「〇〇〇アクティブ」と書かれている商品が多いので、見るだけでも判断することが出来ます。
次に4つの種類の運用先をどういった割合で組んでいくかを考えて行きます。
ちなみに私の場合はiDeCoで資産運用をしているのですが「ひふみ年金(アクティブ)」と「DCニッセイ外国株式インデックス」をそれぞれ50%ずつにしています。
本当は海外の債券や不動産などを入れようと思っていたのですが、老後の資金としてのiDeCoなので、まだ時間はたっぷりあります。
最初の内は少しリスクを取りながら運用していこうと考えてこうしました。
これからの時代は個人が主体的に資産運用をしていく時代です。資産運用をしている人、していない人では数十年後に大きな格差が生まれます。
資産運用に興味も持った方は、こちらも記事もご覧ください。
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