あなたは老後のお金のことに不安や心配はありませんか?
これからあなたの老後のお金のことについて、一緒に考えていきたいと思います。
先に私の事をすこしお話すると、私は現在、仕事の関係で海外に住んでいます。
おそらくあなたよりも老後のお金(年金)については危機感を持っています。
現在日本の会社からは数万円程度の給与をもらっており、残りは現地(海外)で給与をもらっているので、おそらくあなたが納めているの厚生年金の保険料に比べたら3分の1、もしくはそれ以下です。
なので老後に受け取る年金があなたよりも大幅に少なくなるので、それを補うために様々な資産運用をしています。
ここではまずあなたの老後のお金を見える化する為のツールとして「ねんきんネット」の使い方などをご紹介したいと思います。
「老後」と「お金」で連想するもの
この「老後」「お金」2つのワードを聞いて一番最初に連想されるのは多くの方は「年金」だと思います。
それ以外のモノが連想できたあなたは既に老後の準備を始めていて、何かを始めている方でしょう。
ちなみに、あなたは自分がもらえる年金額をしっていますか?
私の周りの友人は
「年金もらえるのかな?」
「幾らもらえるのかな?」
「何歳からもらえるのかな?」
と話しはしていますが、実際に自分がいくらもらえるのか知らない人の方が多いです。
私も実際にそうでしたが、海外に駐在することになり実際にいくらもらえるのか知っておく必要があると思ったので調べました。
私のお給与は海外の会社と日本の会社の両方から支給されています。
但し日本側は少額でほとんどの給与額は海外の会社からとなります。
すると「厚生年金保険料」は、給料全額を日本から受けっとていた時と比べると少なくなります。
納める保険料が下がっているので、もちろん受け取れる年金額は少なくなります。
一般的に日本の企業で働いている方は厚生年金に入っていると思うので、一年に一度、日本年金機構から誕生日の前後に『ねんきん定期便』が届きます。
その年金定期便に書かれているURLから「ねんきんネット」にアクセスすることで、ご自身の年金額がシュミレーションできます。
ここからがあなたのお金と老後を見える化する第一歩です。
まずは手元に用意するもの
- ねんきん定期便(毎年誕生日の前後に届く)
- 年金手帳(※基礎年金番号が分かればOK)
- メールアドレス
ねんきん定期便にはアクセスキーが記されており、そのアクセスキーを使ってまずはサイトから利用者登録(アカウント作成)を行います。
その際にメールアドレスが必要ようになります。
登録自体は簡単なのですぐに完了します。
ここで年金手帳が手元にない方がいるかもしれません、もしかしたら転職を繰り返しているうちにどこかに行ってしまったり、または会社で預かっているケースもあるので、もし見当たらないようだったらまずは会社の担当の方に確認してみて下さい。
それでも見つからない方はお近くの年金事務所で再発行の手続きをしてください。
もし手元に年金手帳がなくても「ねんきんネット」では基礎年金番号が分かれば問題ないので、番号だけであれば会社の担当の方でも分かるかと思います。
またねんきん定期便に書いてあるアクセスキーは一定期間を過ぎると使用できなくなるので届いたら出来るだけ早く、利用登録をしてください。
もし既に使用期間が過ぎた場合でも、ねんきんネットのサイト上から、すぐにアクセスキーを再発行してもらう事も出来ますが郵送になってしまいます。
私は使用期間が過ぎてしまっていたので、再発行してもらいました。だいたい1週間くらいで届いたと思います。
登録が終われば早速、年金のシュミレーションです。
「ねんきんネット」で年金額を調べてみましょう
では早速「ねんきんネット」であなたの年金額を調べてみましょう。
こちらが「ねんきんネット」にログインした後のTOP画面です。
あなたの個人情報などが入っているので、確認してください。
年金額のシュミレーションの方法はいくつかありますが、詳細を省いてすぐに確認したい方は「かんたん試算」というのがあります。
まずTOPの上部にある「年金見込額試算」をクリックします。
こちらの画面が開くき「かんたん試算」をクリックします。
現在のあなたにもらっている月収(千円単位)と、今後の加入期間(現在~59歳11ヵ月)が表示されます。
そして「試算」をクリックすると、現在のあなたの月収が60歳まで変わらない場合にもらえる年金額が表示されます。
老後に必要なお金を「ねんきんネット」で見える化
ねんきんネット内では、「かんたん試算」の他にも色々なシュミレーションが出来ます。
例えば
- 保険料の納付の漏れがあった場合に追納したら年金額は幾ら変わるのか?
- 新しい職場に転職が決まっているようであれば、転職後の給与額だと将来の年金は幾らになるのか?
- 繰り下げや、繰り上げて受け取ると金額がいくら違うのか?
先ほどの年金額の結果が出た画面を下にスクロールしていくとコチラのような画面が出てきます。
ここで改めて月収額の変更や、過去に保険料の納付漏れがあった場合に追納したら年金額はどうなるか?などを変更して年金額を確認する事もできます。
もし歳の差のある年下の奥さんと結婚をした場合だと、平均寿命から考えると男性の方が間違いなく早く死にます。
例えば年金の受給開始年齢を65歳から受け取らずに70歳まで繰り下げる事で、年間受取額が65歳の時に比べて42%UPします。
そうすることで、奥さんに残る年金額(遺族年金)を少しでも増やしたりすることも考えられると思います。
それにはまず65歳で仕事をリタイヤせずに70歳までの収入源をしっかりと確保しないといけないません。
このように年金ひとつだけでも、夫婦の老後のお金の事が見える化できたと思います。
老後に必要なお金はいくら?
年金額がある程度の把握が出来たら次にすることは、老後の生活にかかる生活費を考えてみましょう。
総務省の2017年の「家計調査年報」によると全国7,708世帯へのアンケートの結果、月額の生活費は「283,027円」となりました。
引用元:総務省統計局 「家計調査年報」
このレポートの平均世帯人数は2.98人なのですが、これは全国調査なので、物価の安い地域も高い地域も一緒になっていますので、余裕をみてそのままの金額を使いたいと思います。
そうすると「28万円-年金額=老後に年金以外に必要な費用」となります。
例として厚生労働省が発表しているモデル家族の年金額は約22万円と発表されているので、これで計算すると「28万円-22万円=6万円」が月に年金以外で必要なお金となります。
仮に60歳から年金を受け取り85歳まで生きた場合「6万円×12か月×25年=1800万円」となります。
ちなみに約28万円の内訳として夫婦2人のおこずかいと娯楽費用で約3万円は含まれています。
この不足分の1800万円をこれから準備していかなくてなりません。
老後に必要なお金に不安はありませんか?「ねんきんネット」を活用しよう!のまとめ
あんたの老後に必要なお金について「ねんきんネット」によって、年金額とそれ以外にいくら必要になるのか見えてきたと思います。
そして不足分をこれから準備する必要があります。
その手段として私は資産運用をおすすめします。
これからの時代は個人が主体的に資産運用をしないと、10年後、20年後、また老後に格差が生まれると言われています。
資産運用に関してはこちらの記事もご覧ください。