夫婦の老後・子供の学費に家族旅行の為など今後の生活に必要なお金だけど、そうした事に備えて日本人はいくら貯金額があるのか?
正直、自分の懐はあまり見せたくないけど、他人の懐事情は知りたいと思うのは、私だけでしょうか?
まず日本人の貯金額を調べるにあたり、信頼できる機関の情報を探すことに
この手のブログはたくさんあるが、転職サイトや金融商品を取り扱っている会社でネット上で独自に調査したモノなどもある
その場合に、自社の商品の販売の為に回答方法や設問が事前に操作されている可能性があるので除外、そこで調べていると「金融広報中央委員会」なるものを発見
金融広報中央委員会は、都道府県金融広報委員会、政府、日本銀行、地方公共団体、民間団体等と協力して、中立・公正な立場から、暮らしに身近な金融に関する幅広い広報活動を行っています。平成16年4月には、愛称を「マネー情報 知るぽると」と決定し、活動を展開してきました。平成19年5月には、私どもの活動をより身近なものとして頂くために、愛称をシンプルに「知るぽると」としています。引用:マネー情報 知るぽると
政府、日銀も関わっている情報なので、何かに寄せる為の極端な情報は出していないだろうと思いコチラから引用したいと思います。
日本人の平均貯蓄額はいくらか
家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成29年(2017年)調査結果
- 調査対象:全国8,000世帯(世帯主が20歳以上でかつ世帯員が2名以上の世帯)
- 回答率:47.1%(3,771名から回答を得られた)
金融資産の保有額は、平均値は1,151万円と前回(1,078万円)比増加した。
引用:マネー情報 知るぽると
えっ?みんなそんなに持ってるの?って感じですが、これはあくまで平均値なので
この調査で1億円以上の資産を持っていると回答した人は5名
1億円未満:5名
9000万未満:6名
8000万未満:23名
7000万未満:41名
6000万未満:69名
5000万未満:39名 以下、同様に続きます。
このように高額資産を持っている人が平均値を上げている為に、我々の感覚と大きくかけ離れてしまいます。
「知るぽると」では平均値と一緒に中間値という数字も出しており、資産「0」から資産「1億以上」を順番に並べ、その数字の真ん中に来る数字を「中間値」と呼んでいます。
その中間値の貯蓄額は380万円となります。
※前回の調査では400万円だったので20万円下がっている事なります。
この数字なら何となく実感が持てる数字ではないでしょうか
(早くこの調査に高額資産の枠に入りたいモノです。)
みなさんの貯金額と比べて、いかがですか?
貯蓄から投資へ
金融商品別の構成比をみると、預貯金は54.1%と前回(55.3%)比低下した。有価証券(債券・株式・投資信託)は18.0%と前回(16.1%)比上昇した。
引用:マネー情報 知るぽると
投資にはお金を使わない日本人でも、年金・老後・その他の心配などで、貯金ではなく投資の方に少しではあるがお金が動いているようです。
金融資産保有世帯において、金融資産構成を前年と比較して「現金や流動性の高い預貯金から、長期運用型やリスク資産に振り向けた」とした世帯は6.4%(前回5.8%)となった。また、「長期運用型やリスク資産から、現金や流動性の高い預貯金に振り向けた」とした世帯は4.9%(前回4.1%)となった。引用:マネー情報 知るぽると
この結果からも同じことが言えると思います。
以前にも年金や資産のお話を書きましたが、自分たちの資産や老後の事は自分たちでどうにかしなくては国が助けてくれる保証はありません。もちろん年金は払っていればもらえますが、年々総支給額は減っていっています。
→なぜ年金額が減っていくのか、詳しく知りたい方は「年金は減っていく心配な老後」をお読みください。
あなたが歳を取ってから年金が少なくて生活できないと、嘆いても、その時は既に手遅れです。
日本人は比較的に投資にお金を使わないと言われいますが、もし平均貯金額程度のお金があるのであれば、またそこまで無いにしても月に1万円でも5,000円でも構いません、今は少額から投資できるものも増えています。
あなたの老後の生活費を投資などを通して、ゆっくりと作っていく必要があります。
今から投資を始めても遅くはない
私の場合はこの事に気付いてまだ数年しか経っていませんが、今時点で出来る手は打っています。
どれも長期運用のモノばかりですがこれをもっと早く始めていれば、もし自分が二十歳から始めていたら、今の生活は全く違ったモノになっていたかもしれません。
でも知らなかった事はしょうがない、その代わりに知ったからには始めないと時間だけが経ち歳だけを重ねていく事になります。
今から投資を始めても遅くはないと思います。
※ただし長期での運用の場合、最低でも5~10年が必要と言われています。
→まずはご自身の年金金額を調べてみましょう「あなたの「お金」と「老後」のことを見える化しましょう」
そして自分の生活に必要な月額を考えて、それに足りない部分を補う投資を考えましょう。
自分にあった投資のスタイルを探して、あなたの将来の為に運用を始めましょう!
こんなこと言っておいて無責任かもしれませんが、もちろん投資にはリスクはつきものなので何に投資するのかは、ご自身で判断してください。
→投資について知りたい方は「株の初心者に投資信託をおすすめする理由」をお読みください。
元本保証が人気
・ 金融商品の選択の際に最も重視していることは、「元本が保証されているから」が30.1%(前回29.9%)となった。「取扱金融機関が信用できて安心だから」は16.5%(前回15.8%)となった。「少額でも預け入れや引出しが自由にできるから」は15.5%と前回(18.0%)比低下した。
・ これを「安全性」、「流動性」、「収益性」の3基準(注)に分けてみると、「安全性」を重視する回答が46.6%(前回45.7%)となった。他方、「流動性」が21.0%と前回(24.7%)比低下した。また、「収益性」は18.7%と前回(17.5%)比上昇した。
引用:マネー情報 知るぽると
ただ投資している人が増えたといっても、このデータの中でも、リスクを取りたくない方が約半分ほどを絞めています。
リスクを取らなけば、もちろんリターンは望めません。
ではただリスクを許容すれば良いかと言えば、そうではありません。リスクをできるだけ下げつつ、しっかりとリターンを得る方法は色々とあります。
→「老後は年金だけで大丈夫?」で投資の考え方について書いてあるので、ご覧ください。
ご自身の許容できるリスクを考え、自分に合った投資を探してください。