今回は投資信託について、お話をしていきたいと思います。
投資信託とは、複数の金融商品を集めて一つの商品にしたものです。
株式に特化したものや、債券に特化したもの、不動産の権利をまとめたもの、海外の株や債券をまとめたもの、株や債券をバランスよくまとめたものなどがあり、日本では6000種類を超える商品が販売されています。(2018年10月末現在)
投資信託の特徴とは
投資信託の特徴として、プロの人が協力してくれるということがあります。
これは、投資信託では各商品ごとにファンドマネージャーという人が付いていて、その人たちが運用しているものを購入するというものです。
このため、投資信託では信託報酬というお金がかかります。
これは商品によって変わり、パンフレット等にも記載されているので、購入前に確認することをすすめます。
また、投資信託にはインデックス型とアクティブ型というのがあります。
インデックス型は日経平均やTOPIXなど基準になる数値に連動させるもので、あらかじめ決められているものを対象に商品を作るために低コストで作ることができます。
アクティブ型は対象の銘柄分析や研究をしながら商品を作っていくため手間がかかり、そのぶんコストが高くなります。
手間をかけた分いい運用が期待できるというわけではないので、初心者はコストが安いインデックス型を購入することをおススメします。
実際、ここ10年間の平均成績はアクティブ型よりもインデックス型の方が好成績を収めてます。
投資信託はどこで買える?
投資信託は、証券会社のほか、銀行や郵便局でも買うことができます。
ただ、個人的には銀行や郵便局で売ってる商品はあまりおススメしません。
というのも、手数料が無駄に高い商品が多く、だからと言って必ず良い結果になるという保証がないからです。
なので私はネット証券で買うことをおススメします。
投資信託のメリット・デメリット
投資信託のメリット
- 株や債券など、様々な商品をまとめて一つの商品にしているので、一つの銘柄の値段に左右されにくい(リスクの分散)
- 長期の運用で銀行預金よりも遙かに高い利益を得ることができる可能性がある
- 不動産などの実物資産と違って、急にお金が必要になった時に売ってすぐに現金にすることができる
- 積立買いすることができるので、毎月の給料日に〇万円分買うというように預金感覚で買うことができる
投資信託のデメリット
- 信託報酬がかかってしまうため、その分利益が減少する
- 長期投資が前提の商品のため、短期間で大きく増やせない
- 買いたい商品が販売する会社によっては扱っていないことがある
買ってはいけない投資信託
投資信託で、これだけはお勧めしないという商品があります。
それは毎月分配型投信とテーマ型投信という金融商品です。
毎月分配型投信とは、運用の結果いかんに関わらず毎月投資家に分配金を出すものです。
運用成績が悪いと運用で得たお金ではなく、投資家から集めたお金をそのまま分配金として投資家に戻して投資家に分配(いわゆるタコ配当)する。
なので運用成績によっては資産が大幅に目減りしてしまう危険が極めて高く、また毎月分配金が出ているので、目減りしていると気づきにくい
また多くは割高な手数料で、信託報酬も高い金融商品です。
これと同じようなもので、最近は隔月分配型投信というのもあります。
隔月というのがポイントで、年金が支給されない月に分配金を出すものが多く、金融知識が疎いお年寄りを狙った商品とも考えられます。
もちろん全てが悪いわけではないですが、一部の商品は金融庁からも目をつけられているようです。
余談ですが、かつて私の祖母がこの手の投信を買ってしまい、エライ目にあいました。
だからこそこの記事を読んでいるあなたには同じ目にあって欲しくないで、この類の商品にはめちゃくちゃ厳しく見ています。
次にテーマ型投信とは、現在ニュースを盛り上げているAI技術やオリンピック関連など、その時に話題になっている商品に投資する投信です。
これは投信として開発されたときに関連銘柄の株がすでに高騰している可能性があり、そのテーマのブームが過ぎた後は一気に暴落する恐れもある商品です。
投信は長期投資が前提の商品なので、長期で見たときに暴落する可能性が高い、このような商品には手を出さないほうが賢明でしょう。
【資産運用の種類】投資信託についてまとめ
投資信託は、いい商品を選べば下手な定期預金よりも安全かつ大きく儲けることができる商品だと思います。
ネット証券なら、手数料が格安や無料の商品もたくさん扱っています。
知名度は普通の証券会社に劣るところもありますが、普通の証券会社と同じく、厳しい条件を満たした、国から営業免許が出ているところのみが営業しているので安心して取引ができます。
しかもネット証券の方が扱っている商品数や商品情報も格段に多いです。
みなさんもこれを機にネット証券で投資信託をはじめてみませんか?
本ブログでは、この他にも資産運用の様々な種類について解説をしています。
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