海外駐在員というと社用車でお迎えがあって、プール付きの家に住んでなど優雅な生活をしているイメージがあるかと思います。
またブログなどを見ていると「駐在員はたくさんお金が貯まる」「お金に使い道がない」などの記事もあったので、最近の駐在員の実情もあわせてご紹介したいと思います。
まず海外駐在員になれば給料が多くもらえるという意見を多く見受けられます。
日本での給料を受け取って、駐在先でも現地の通貨で給料をもらえる、2重に給料がもらえるよう事が言われています。
実際には今はほとんどない、もしくは本当の大手の一部がそうであって、現状はそんなに甘くはありません。
給与が2重でもらえる点については、私もそうですが現地と日本で2重にもらっています。
仕組みは簡単で日本の給料はかなり少なくなり、それを差し引いた分を現地でもらっています。
もっと言えば日本でもらっていた給与額がベースとなるので、為替の問題が発生し、円安の時は現地で受取る給与は少なくなります。もちろん逆なら多くなります。
お給料だけ取り上げても、皆さんの認識とは既にズレているかと思います。
もしこれを読んでいて私と同じように日本からの給与が少ない、そして長期で駐在する場合は、老後の年金額がかなり少なくなるので、今の内からiDeCoなどで資産運用を始めることをおすすめします。
iDeCoについて詳しくはこちらもご覧ください。
そんなにお金は貯まらない?駐在員の実情とは
ひと昔前であれば、海外に出て仕事をする機会は少なく、限られて人だけが働いていました。
また現地の情報も入りづらいので、危険手当や海外保険など様々な福利が充実していました。
今はもう既に違います。グローバル社会の中、情報はインターネットで簡単に調べることは出来るし、事前に危険な地域には寄らないように出発前に分かっています。
保険に関しても、海外の医療機関が充実し始め、現地で保険に加入した方が、日本で契約するよりも安い場合もあります。
何よりも大手だけでなく、中小企業も多く海外に進出しています。
海外に進出する企業は数倍、数十倍に増えています。それだけ日本人が多く海外で仕事をしています。
駐在員と呼ばれる人が一握りの時に比べると、少し昔のような優雅なイメージはなくなりつつあります。
外務省の統計によると、昭和59年(1984年)には47万8,168人だった海外在留邦人のが人数は、平成29年(2017年)には135万1,970人と発表しています。
海外在留邦人は約3倍になっています。
日本人のパイが多くなっているのに、海外に出れば貯金が出来るだろう、給料をたくさん受け取ってんだろうと書かれると、何か違和感があります。
もちろん中には冒頭に書いたような人はいますが、ほんの一握りだと思っていください。
駐在員の実情は、そんなに甘くありません。
心理的なストレス
海外に出て仕事ができるなんてカッコイイと思うかもしれませんが、全くそんな事はありません。
もしかしたら日本にいる時よりも多くストレスを感じながら仕事をしています。
またそれは一緒に海外に来ている家族も同じです。
言葉の通じない社会にいきなり連れてこられたのだから、当たり前だと思います。
それに子供がいる場合は学校が大変です。
現地の公立学校はもちろん言葉が必要で、また日本人などの外人の場合は入学できない事がほとんどです。
そうなると日本語の話せる私立の学校を選ぶ事になります。学費は日本の私立と変わらないか、もしくはそれ以上になります。
その他に現地のインターナショナルスクールというパターンもありますが、学費は一気に跳ね上がります。
子供の学費についても会社が出してくれるケースはありますが、私が聞いている限りでは中小企業ではほとんどありません。
お金の使い道
このように基本となる生活費が安かったとしても、その他の部分は日本よりも高くついてしまうので、お金の使い道が無いのではなく、使い道が変わっただけで、結局日本と変わらない程度の生活費が掛かってしまいます。
そんな中でも駐在員の皆さんは日本にいた時と同じよう、貯金をしています。
もちろん夫婦の老後であったり、子供の教育費だったり目的はそれぞれ違います。
こうした海外駐在員の方には香港での資産運用をおすすめしたいと思います。
- 日本の銀行にお金を寝かしている人
- 日本の給与だけで100万円以上は貯金できた人
- 日本で資産運用していたが、駐在と同時にあきらめた人
こんな人は香港で資産運用を始めましょう!資産運用では「時間」が非常に重要になってきます。
数年間、海外にいる時間がもったいないと思いませんか?
私も2017年にオフショア香港のHSBCで銀行口座を開設して、老後の資金と子供の教育費の為に運用型の生命保険に入りました。
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日本の銀行にお金を預けていても金利はスズメの涙程度です。
海外なら海外なりの資産運用の方法、お金の使い道がありますよ。