iDeCoの日本株式スチュワードシップ・ファンドの特徴、手数料について

スパーク日本株式スチュワードシップファンド iDeCoで資産運用
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SBI証券においてiDeCo採用銘柄であるスパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンドについて紹介します。

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スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンドの特徴

このファンドの運用方針はこちら

日本の株式に投資し、信託財産の中長期的な成長を目標に積極的な運用を行うことを基本とします。株価と潜在的な企業価値との乖離が大きく、スチュワードシップ責任に沿って「目的を持った対話」を行うことで、その差が解消される可能性の高い銘柄に選別投資し、積極的にリターンを追求します。

引用:投資信託説明書(交付目論見書)

投資対象は日本の株式で運用する投資信託です。

そして、iDeCoという中長期に財産の成長をはかっていきたい制度には合っていますが、株式への投資と積極的なリターンを追及するという面でそれ相応のリスクもあります。

スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンドは愛称が「対話の力」と呼ばれています。

これは、運用哲学に深く刻み込まれています。

スパークスアセットマネジメントは、マクロ(大きな視点)はミクロ(小さな視点)の集積であるという投資理念に則り独自の投資哲学のもと、ボトムアップアプローチを行っております。

特徴としては

現在の株価と潜在的な企業価値との乖離が大きく、スチュワードシップ責任に沿って「目的を持った対話」を行うことで、その差が解消される可能性の高い銘柄に選別投資し、積極的にリターンを追求します。

引用:投資信託説明書(交付目論見書)

要するに彼らがもつ考えた方に合った企業に投資をするという事です。

なので基本的には割安株を独自の投資手法によって選別し、見つけ出し投資をするファンドである事が分かります。

しかし他の投資信託にはない箇所は「目的を持った対話」を行うところです。

スパークス・アセット・マネジメントは、「経営者との対話を通じた投資」を行うというのは、具体的には株式市場の見解を企業に伝えるというスタイルを採用しています。

全体像(マクロ)より、個々の企業(ミクロ)の意見や考えを聞く姿勢があり、さらに呼びかけを行う運用会社です。

そうする事で、投資という企業や市場に翻弄されがちな受動的(受身的)な活動を、自ら企業に価値の向上を呼びかける能動的(主体的)な行為にしています。

対話によってどのようなことを経営者に働きかけ、企業価値を向上させているかというと、まずは稼ぐ力の向上です。

稼ぐ力とは、株主から預かった資産でどれだけ多くの利益を生み出せているかということです。

株主資本でどれくらいの利益を生み出しているか、株式の世界ではROE(株主資本利益率)と呼ばれています。

ROEの説明

この利率が低いと株主から預かった資産を効率的に企業運営に当てられていない。

いわゆる遊ばせているのと一緒になります。

ROEの向上を念頭に事業戦略と財務戦略の実行と実現にむけ、その企業と対話を行っていくのです。

そして、その暁には企業の価値向上、市場での株価が上がるということは潜在価値と市場価値の乖離をなくすことにつながり、利益を得るのです。

具体的な運用手法

ボトムアップアプローチにより銘柄を選別していきます。

まずは、3つの着眼点(企業収益の質、市場成長性、 経営戦略)から企業の実態価値を計測していきます。

続いて、実態価値と市場価値(株価)の差、バリュー・ ギャップを計測する。

実態価値と市場価値が離れている銘柄はありますが、それでは十分ではありません。

実際に乖離の原因が対話によって解決できる案件かどうかが重要になります。

そのため、3つ目のバリュー・ギャップを埋めるカタリスト(きっかけ・要因)を勘案し投資を決定します。

手数料、分配金について

iDeCoのため申込価格はかかりません。

解約に際しては信託財産留保額が0.3%かかります。

信託報酬は、税抜きで年1.7%かかります。

そして、別に実績報酬という費用があります。

分配金は年1回、10月15日に出すのですが、この際に実績報酬が引かれます。

まずハイ・ウォーター・マークという価格が決められています。

そして分配金を出す前営業日の基準価格がハイ・ウォーター・マークを超えたときは、基準価格からハイ・ウォーター・マークの価格を引いた価格に21.6%(税込)を乗じた価格を実績報酬としてかかります。

運用の結果、基準価格が値上がりしたので信託報酬とは別にかかる成果報酬のようなものになります。

計算期間ごとにハイ・ウォーター・マークの価格は異なります。

例えば2018年10月16日から2019年10月15日 は14,382円 です。

そして分配金を出す際の基準価格が15000円であるならば

(15000円-14382円)×21.6%=約133円

133円の実績報酬を払事になります。

この場合の信託報酬とあわせると、約2.6%の手数料が取られることになります。

iDeCoの商品とはいえ、かなり高い手数料と言えます。

iDeCoの場合の分配金は払い出されますが、すぐにそのまま再投資されます。
直接、あなたが再投資をする必要はありません。

リスクについて

スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンドは日本株に投資をしますが、特殊な投資手法を行うためにリスクもあります。

株価変動リスクや、投資した会社が倒産する信用リスク。

この2つは聞いたことがあるかと思いますが、株価は常に変動しているので、もちろんリスクはあります。

また投資している企業が倒産した場合もリスクもあります。

この他に中小型株式への投資リスク、少数銘柄への投資リスク、システムリスクがあります。

あまり聞きなれないリスクがあるので、簡単にご説明します。

まず中小型株式投資へのリスクは、流動性リスクに近いのですが、それ以上のリスクがあります。

中小型株式は時価総額が低い企業が多く、出回っている株式も多くありません。

市場に値段がつくときは売り手と買い手がいて値段がつくものですが、市場参加者と株式数が少ないので、売り手か買い手のどちらかに偏ると大きく値段が上下することもあります。

さらに、大量の株を売ろうとすると買い手がつかず売れないということもあります。

ここまでが流動性リスクです。

さらに株数が少ないので大型株ではあまり起きないような大きな値崩れが起きる可能性があります。

例えば500円、1000株の株を売ろうとした時に、市場の直近の買い気配(買いたい人の株数)では500円で100株、450円で100株、400円で300株、350円で500株とあった時

1000株すべてをするには350円まで値を下げながら売ることになり、現在の株価である500円とは大きく値段を下げてしまうことになるのです。

少数銘柄への投資リスク

積極的に企業価値向上に資する施策の提言を行うために、ファンドの資産規模が小さい場合には少数の銘柄に投資することとなります。

引用:投資信託説明書(交付目論見書)

要するに一つの銘柄の価格の動きがファンド全体に占める影響が大きく、基準価格も大きく動く可能性があるということです。

そして最後に、システムリスクは、証券市場におけるリスクを指しています。

天災やシステムトラブルなどによって証券市場が閉鎖されてしまうことで換金できなくなる可能性になります。

これは投資信託のリスクというよりは外部要因に起因するリスクですが、2018年の10月に起きた東証のシステムトラブルなどが記憶に新しいので決して無視してはいけないリスクといえるでしょう。

まとめ

スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンドは対話によって企業価値向上を目指すという他の投資信託に少ないユニークで独創的な投資信託です。

iDeCoという長期間運用を続けるという制度に馴染むかどうかは、投資家の考えひとつに限られます。

運用益よりも投資哲学に共感できるかどうかが、スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンドに投資できるかのひとつの分かれ道になるでしょう。

2014年12月2日に設定されてからの価格の動きは、2015年1月16日に大きく下げて価格が9,655円をつけた安値の後、右肩上がりになる局面もみせ15000円も超える局面もありました。

基準価格の変動

しかし2019年4月25日現在では13225円となっており、設立来からではプラスではあるのですが、ココ数年の値動きについてマイナスな印象を持つ方もいるでしょう。

ただ、やはり値動きは大きいので注意が必要かもしれません。

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私もSBI証券でiDeCo口座を持っているのですが、SBI証券も楽天証券 も手数料に差はなく、どちらも業界最安値を競い合ってます
それでも私がSBI証券をおすすめする理由は、メールや電話での問い合わせに対して一番対応が良かったからです
これから長く付き合う証券会社なので、こうした点は非常に重要です。

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