これから香港オフショア保険での資産運用を考えている
もしくは既にシュミレーションを作ってもらったが見方が良く分からいという方の為に
今回はシュミレーションの見るポイントや、あなたにあった保険の選び方をお伝えしたいと思います。
香港オフショア保険のシュミレーションで見る3つのポイント
今回のシュミレーションは5年間、毎年1万USドルの保険料を払った場合のものです。
また参考としている保険会社はSun LifeとFT Lifeの2社になります。
ポイント1、積極運用か保守運用か?
実際のシュミレーションを見ながら説明します。
こちらはSun Lifeのシュミレーションの一部を切り取ったものです。
最初の英語部分をまとめて解説します。
「SURRENDER VALUE」:解約返戻金(解約時にもらえる金額)
「End of Policy Year」:契約からの年数と、年齢
「Total Premiums Paid」:保険料の支払額
「Guaranteed」:その年に解釈したらもらえる金額
次の赤く囲っている2つの箇所がシュミレーションでよく見てもらいたいポイントです。
2、「Cash Value of Terminal Bonus」
左側の1は運用に回さずにキープしておく金額です。
右側の2は何かと言うと運用に回した結果の金額です。
Sun Lifeの場合、その金額を開示していないのでこのシュミレーションでは「0」となっていますが、10年目以降には金額が記載されています。
これで分る事は、この保険商品が積極的に運用している商品なのか?
もしくは保守的に運用している商品なのか?という事が分かります。
もう一つのFT Lifeの保険も見てみたいと思います。
シュミレーションはこちらです。
「SURRENDER VALUE」、「End of Policy Year」、「Total Premiums Paid」、「Guaranteed」は先ほど説明した内容と同じです。
先ほどポイントとして挙げた2か所の呼び方は異なりますが、考え方は同じです。
FT Lifeの場合
2、「Terminal Dividend」
例えば3年目の所を見ると、キープしておく金額と運用結果の金額が入っています。
FT Lifeの場合、Sun Lifeよりもキープしている金額(左側)が少ないので、積極的に運用している事が分かります。
ポイント2、死亡保障額
資産運用が目的ではありますが、死亡保障も確認しておきましょう。
同じようにSun LifeとFT Lifeを比べてみたいと思います。
Sun Lifeの場合、保守的な運用ではありますが、死亡保障が1年目から133,730ドルとかなり手厚い金額になっています。
こちらはFT Lifeの死亡保障額ですが、投資額プラスαは最低限入ってくるような金額になっています。
香港オフショア保険を、死亡保障を目当てで入る方は少ないかと思いますが、これも重要なポイントです。
ポイント3、長期的に金額を見る
このように各保険会社によって、その考え方も運用方法も様々です。
しかし長期的に解約返戻金の金額を見てみると
Sun Life
10年目:41,075
15年目:86,222
20年目:111,704
※Sun Lifeの場合は損益分岐点が10年目以降となります。
FT Life
10年目:59,117
15年目:85,941
20年目:117,918
※損益分岐点はSun Lifeよりも早く8年目にプラスとなっています。
このように始めの10年間にあった差は少しづつ埋まっていきます。
要するにFT Lifeは短期的(10年以内)に投資額プラスαを回収したい方に向いた商品という事になります。
一方でサンライフは、10年以上の長期的な視点で資産運用を考えている人に向いた商品となります。
まとめ
このように各保険会社によって、それぞれの色や特徴があります。
簡単にまとめると
- 短期の積極運用で回収を目指したいのであれば「FT Life」
- 長期で保守的に、死亡保障も!と考えるのであれば「Sun Life」
あなたのあった保険会社を選んでください。
個人的にはサンライフの方がおすすめです。
お知らせ!
この度、初noteを書きました!
「香港オフショア保険の真実」
- 日本人は香港オフショア保険の契約ができなくなるのか?
- 契約方法は?
- HSBC口座の開設は?
- オフショアだからといって税金がかからないはウソ
- IFAが全て運用責任者ではない
これらについてお伝えしています。
価格は300円です。
あまり他では聞けない情報も入っているので、それくらいの価値はあるかと・・・
売れ行きによっては値段を変更するので、お早めに!
追記:2019/07/18
金額を1000円に変更しました。
直接現地のIFAに聞かないと分からない事や、新しい仕組みについて解説しているのは、このnoteでしか読めない情報です。
まぁその分の人件費だと思っていただければ、また今度香港に行ってまた新たに情報も仕入れてくる予定なので、今後の更新も含め価格を変更いたします。