純金積立で儲けたいと思っているのであれば、消費税の増税前に始めるをおすすめします。
まず金投資を行う上で税金は考慮に入れなければいけないものになります。
投資に関する税金と聞いた時に思い浮かぶのが、売却した時にかかる税金です。
これは投資家側が払うものになります。
税金は投資家にとっては頭の痛いことかもしれませんが、ルールに則った投資を行う上ではどうする事もできません。
しかし、この税金とは少し趣を異にしながら、私たちの日常に最も身近にある税金があります。
それは「消費税」です。
これから純金積立を行う、金投資を行うのであれば消費税の増税がおすすめです。
純金積立で儲けるなら消費税の増税前に!
政府が予定している消費税増税、10%税率の導入は2019年の10月を予定しています。
政府は景気落ち込みを抑えるためにさまざまな景気対策を用意しています。
例えば車や住宅を購入する上では軽減税率を適用したり、小売店での商品を購入する際にキャッシュカードを利用すると2%のポイント還元をつけたり、アベノミクスによってここまで浮上してきた景気を落とさないために政府も必死なのかもしれません。
それでも消費税を導入せざるをえないということは、それだけ社会保障費や年金などの財政が逼迫しており、今のうちに対策を採って行わなければという思惑の現れでしょう。
ただ、消費者としてサービスや商品を購入する我々から見れば、消費税を払う側なので頭の痛い問題です。
この消費税というものですがこれはあくまで購入する側が売り方に払うものになります。
ということはもし私たちも売る側に回るようなものがあるとすれば、この消費税分を受け取ることができます。
もっとも、消費税というのは一般的な商業行為に対して賦課する税金なので個人間で付与するのは一般的ではありませんが、それが投資の一部では起こりえるのです。
それが金の取引、金の投資です。
消費税が上がったら、金投資はどれだけ儲かるの?
それでは実際に、金の投資でどのように消費税が関わってくるのか説明していきます。
まず金を買う際には、株などの投資商品と同じく商品取り扱い業者に手数料を支払うのですが、それとは別に単純に金価格に対して消費税がかかります。
例えば1グラムあたり5000円の金を購入した場合、現在8%なので400円の消費税がかかります。
また売る場合も、売却価格に加えて8%の消費税がもらえるのです。
そう考えると金が値上がりして売却した場合、金そのものの価格の上昇だけでなく、金価格が上昇したことで同じ8%でも、仮に6000円で売れれば消費税は480円になるので80円多くもらえることになるのです。
5000円×8%(消費税)=400円
6000円×8%(消費税)=480円
480円-400円=80円(差額)※利益
これは他の投資にはない恩恵だと思います。
さらに狙い目なのは消費税増税前です。
というのは単純に金価格が同じであったとしても消費税増税分だけで利益がもらえてしまうからです。
先の例で言ったとおり1グラム5000円で400円の消費税がかかり5400円を支払いました。
その後2019年10月以降同じ5000円で金を売却しました。
すると消費税増税後のため5000円に対する消費税は10%なので500円の消費税が加算され、それが受け取れるということです。
5000円×1.08%(消費税)=5400円
5000円×1.10%(消費税)=5500円
5500円-5400円=100円(利益)
ということは同じ価格で売っても100円の利益になるということです。
今は例として1グラムの取引を行いましたが実際の取引ではもう少し大きな金額を動かすことがあります。
仮に1キロ(1000グラム)の取引を想定すると1グラムあたり5000円でその1000倍の500万円の取引になります。
8%の消費税で4万円、10%で5万円になります。
消費税による差額は1万円、これがもっともっと大きな取引では10万円、100万円になっていくのです。
これは決して見過ごせないといってよいかもしれません。
また消費税を納付義務があるのは個人事業者と法人になるので個人は基本納めなくてよいということです。
ということは消費税の差額の儲けをそのまま受け取ることができるということになるのです。
但し金投資で得られ利益(消費税の差額で得られた利益も含む)そのものには税金がかかり、給与などと同じ総合課税になりますので、ご注意ください。
税金について詳しくはこちらでも紹介しているので、ご覧ください。
おすすめは増税前に純金積立を始める
金に投資する方法でいうのであればいろいろな投資方法がありますが、やはり消費税の恩恵を受けるのであれば直接、金そのものを売買するにつきます。
というのはそれ以外の方法、例えば投資信託やETFを購入した場合は消費税というのは本体にはかからずあくまで取引業者に払う手数料にしかかからないからです。
つまり買うときも売るときも消費税を払うことになるのです。
金に直接投資といっても変動もあるのは他の投資商品と同じといえるでしょう。
そう考えたときに少しでもその変動を和らげる方法で行う投資法である純金積立がおすすめです。
積立であれば、ドルコスト平均法の影響で取得コストが効率的に平均化されるからです。
純金積立はどこがいい?
これから純金積立を始めるのでSBI証券がおすすめです。
私がおすすめするネット証券はSBI証券です。
私もSBI証券で口座を持っているのですが、主要なネット証券の中で金投資に関しての手数料は業界最低水準の2.16%です。
また口座を開設前に複数の会社に資料請求や質問などをしたのですが、メールや電話での問い合わせに対して一番対応が良かったのがSBI証券です。
これから長く付き合う証券会社なので、こうした点は非常に重要ですね。
まとめ
消費税の増税は現状の日本の状況を見ていると、今後も上がる可能性があります。
諸外国ではあれば20%以上取っている国もあるほどです。
一気に上がる事はないかも知れませんが、純金積立で長期的に見ていくのは良い方向だと言えます。
また税金的にも5年以上の所有の方が有利になります。