金投資デメリット4つを投資初心者にも分かりやすく解説!

金投資の4つのデメリット金投資
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金には、さまざまな魅力があり、古来より装飾品にも使われてきましたしが、現在ではその特性からさまざまな最先端技術に使われ、例えばスマートフォンなどの電子機器にも金が使われています。

このように金の価値は装飾品という観点からだけではなく、私たちの生活になくてはならない存在になっています。

しかし、投資対象として考えたときには当然、金特有のデメリットというのも存在します。

今回は金の性質と4つのデメリットを投資の初心者にも分かりやすく解説します。

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デメリット1、金投資には利息や配当がない

他の投資商品には保有しているだけで発生する現金収入があります。

株であれば配当、債券は利金、投資信託は分配金、FXはスワップポイントなどです。

しかし、金には保有してるだけで発生する現金収入、いわゆるインカムゲインはありません

なぜなら金は、ただ現物としてそこにあるだけだからです。

株のケースで言えば株として投資家が保有していますが、株という金融商品は企業の一部分になりますので企業が投資家への利益還元という名目で配当を支払っています。

債券の利金にしても企業や国にお金を貸している債権を証明するカタチなので、貸している間に発生している利息を貸し手が受け取れるということになります。

投資信託は投資先の商品が株や債券ということもあり、決算を行い分配金を確定させるので投資家と運用業者という関係で受け取る部分で言えば株に近いのかもしれません。

そしてFXは通貨ごとの金利差で保有している通貨が売りの通貨より金利が高ければその金利差を受け取れます。

例えば米ドル円の為替ペアで米ドルが5%で円が0.5%であれば4.5%の金利が受け取れるのです。

このような仕組みは金にはないので、ただ保有しているだけでは金の現物としての価値は上下するかもしれませんが保有している金が増えるわけではないということです。

デメリット2、金投資は為替相場の影響を受ける

金の価格の基本は米ドルとなります。

米ドルという事は為替による影響は必ず受ける事になります。

為替の影響についてはメリットでもありデメリットでもあるといえるのですが、リスクという意味ではデメリットと捉えられることが多いようです。

もともと、金を保有する方というのは値上がり益というよりは資産保全のために利用する方もいらっしゃいます。

経済や政情が不安定になり通貨や株などが急落の恐れがある際に資産の防衛として金を利用するケースです。

その方にとっては金の価格は金だけの価格によってだけ表示してほしいのではないでしょうか。

しかし、実際問題価格というのはどこかの通貨を通して表示するしか手立てはありません。

例えば円ではいくら、米ドルでは何ドルといった具合です。

すると金という価格は金だけではなくその表示している通貨の影響も受けていることになるのです。

金が数多く取引されているのがニューヨークやロンドンの商品取引所であり価格は米ドル建てて表記されます。

日本でも金を取引することはできますが金の価格は米ドルで表示された価格を円に表示しなおしているので当然為替の影響を受けているのです。

例えば金が1トロイオンス(31.1035グラム)が1300ドルだと仮定します。

金の価格が1300ドルのままだったとしても円高により100円が90円になれば13万円が117,000円で13000円、1割の損失になってしまうのです。

デメリット3、「販売価格」と「買取価格」の2つの価格が分かりにくい

この価格の考え方は金取り扱い業者の立場からみて考える必要があります。

「販売価格」は、私たちが金取り扱い業者から買う金額、業者から見ると販売することになるので販売価格になります。

「買取価格」は、私たちが金取り扱い業者に売る金額になります。

金取り扱い業者は私たちから金を買い取ることになるので買い取り金額という言い方をします。

しかし、実際の取引の際には分かりにくく混同してしまうことがあるので、よく確認する必要がありますね。

また「買取価格」は「販売価格」よりも低く設定されている事がほとんどで、仮に金を購入してすぐに売却してしまうと、損する場合があります。

デメリット4、金の現物は紛失や盗難の危険がある

紛失や盗難のリスクは金に限らず現物商品に存在するリスクでした。

最近はペーパーレス化や電子化が進み、株でも証券会社の電子媒体で取引されるようになり、物理的な消失リスクもなくなりました。

金は現物でなおかつ自身で管理される方は紛失や盗難のリスクにさらされています。

現物であるがゆえに保管に費用がかかるところもあり、保管費用を節約などの理由から自分で管理するという選択をされる方もいるとは思います。

ネット証券で利用する純金積立では保管料もかからないようなので、そういったところを利用するのもよいかもしれません。

私がおすすめするネット証券はSBI証券です。

私もSBI証券で口座を持っているのですが、主要なネット証券の中で金投資に関しての手数料は業界最低水準の2.16%です。

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また口座を開設前に複数の会社に資料請求や質問などをしたのですが、メールや電話での問い合わせに対して一番対応が良かったのがSBI証券です

これから長く付き合う証券会社なので、こうした点は非常に重要ですね。

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まとめ

金というと安全資産というイメージがあり、有事の金といわれるように経済情勢が危機的状況になるにつれて金にマネーが集まり金相場が活況になるイメージがあります。

資産保全という面で考えると確かに金は安全ではありますが、それはあくでも金の持つ1面でしかありえません。

そういった1面だけではなく別の面からのリスクも捉えた上で適切に管理していきたいですね。

また金投資を始めるので純金積立がおすすめです。

こちらの記事では純金積立と投資信託の比較について詳しく解説しているので、参考にして下さい。

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