「積立投資」は資産運用における基本の1つです。
資産運用の基本は「長期」「分散」「積立」の3つです。
「積立投資」は資産運用においてリスクを下げてくれる重要な役割を持っています。
失敗したくない資産運用を考えているのであれば、おすすめです。
今回は初心者の方にも分かるように、資産運用の基本について、またもし私が積立投資を始めるとしたら、おすすめする3つ投資先をご紹介したいと思います。
失敗しない資産運用の基本「長期」「分散」「積立」
まずは失敗しない資産運用の基本の3つとなる「長期」「分散」「積立」についてご紹介します。
資産運用の基本1、長期での投資
投資と言えば「安く買って、高く売る」とイメージがあるかと思いますが、実際にこれを短期で繰り返して運用益を出していくことはプロでも難しいことです。
長期での投資をすることのメリットは、運用損益を安定化させる点です。
短期的な投資ではプラス、マイナスの上下動は大きいが、長期で見ていくとそれは安定した数字に向かっていきます。
例えば確率論に近いと考えられます。
例えば10人の人にAとBを選んでもらう場合、1:9とか8:2など確率的には5:5のはずの確率が大きくぶれることがありますが、これを1000人や1万人に選んでもらうと、ピッタリ5:5にはならないが、それに近い数字に向かっていきます。
長期的に資産運用をすることは、例えば10年間毎月1万円を積立投資した場合、120回選択することができます。
これが20年なら240回と回数が多くなり、それだけ安定的な数字になっていきます。
こちらの図をご覧ください。
出典:ウェルスナビ コラム「長期投資のメリットの基礎知識」
こちらは米国のS&P500指数(配当込、円建て換算後)を、1年間だけ、5年間だけ、10年間だけ、15年間だけ投資を続けた場合の結果です。
1年間だけの投資では、運用損益に大きな差が生まれていますが、投資期間が長くなるにつれて、その差は小さくなり、15年間投資し続けた場合には、プラスになっています。
もちろん必ずプラスになるわけではありませんが、差が縮まり安定しているのが分かるかと思います。
要するに長期で投資することで、大きなマイナスになる確率は低くなり、リスクを抑える効果があります。
これが長期での資産運用をする特徴になります。
資産運用の基本2、分散での投資
資産運用の先人たちの言葉で「卵は一つのカゴに盛るな」という言葉があります。
もし1つだけのカゴに卵を10個盛っている時に、そのカゴを落としたら、全ての卵が割れてしまいます。
5つのカゴに2個ずつ卵を盛っていれば、1つのカゴを落としたとしても、2個の損失だけで済み、8個は残る事になります。
これは資産運用においても同じ事が言えます。
ひとつの銘柄や金融商品だけに集中して投資をしていたら、その銘柄に何かがあった場合に、損失に直結してしまいます。
そこで分散して投資することで、ひとつの銘柄に何かがあったとしても、他に分散している分、損失を最小限に抑えることが出来ます。
要するに損失のリスクを下げることが出来ます。
これが分散投資の特徴です。
資産運用の基本3、積立での投資
毎月決まった日に投資をしていく事が積立投資です。
積立投資は一括投資と違い、いくつも投資のタイミングを取ることが出来ます。
仮に一括投資であれば、高値掴みをしてしまう場合があるが、積立投資であれば毎月が投資のタイミングになるので、高値、安値を気にすることなく投資をすることが出来ます。
これは気持ち的にもストレスが少なく済みますが、もし一括の場合は毎日の値動きに一喜一憂することになります。
また積立投資で複数のタイミングを取れるという事は、ドルコスト平均法によって購入コストを平均化することもできます。
ドルコスト平均法とは、高値の時には少なく、安値の時には多く買うことで購入コストを平均化することです。
そして最も重要なポイントは機械的に投資が出来るという点です。
機械的に投資することで、「今日は安値だからチャンスだ!」「明日は高値になるかも?」「しまった!今日は昨日より高値についてる」などの、あなたの感情を無視して投資することになるので、常に値動きをチェックして、投資をするよりも時間的、心理的な負担が軽減されます。
ドルコスト平均法はベストな運用方法か?メリットとデメリットドルコスト平均法は投資では重要なキーワードです。簡単に言えば、毎月決まった金額を決まったタイミングで投資(積み立てる)ことがドルコスト平均法です。これは長期で運用する場合はベストな投資方法なのか?この投資方法のメリットは価格を平均化する事で変動リスクを抑えます。デメリットは一定額の範囲でしか投資できない事です。
このように積立投資には多くのメリットがありますが、もちろんデメリットはあります。
それは安値であっても一定額しか投資が出来ないという点です。
要するに大きな損失はないが、大きな利益もないことになります。
ただこれからの価格をあなたは正確に当てることは出来ないと思います。
もちろん投資のプロであってもそれは不可能です。
安値だからといって、将来上がるとは限りません。
こうしたリスクや心理的なストレスを最小限に抑えることが出来るのが、積立投資の特徴です。
積立投資のおすすめの投資先3選
ここからは積立投資をする場合のおすすめする投資先を3つご紹介します。
ウェルスナビ(WealthNavi)
最初におすすめするのはウェルスナビです。
ウェルスナビは資産運用の基本である「長期」「分散」「積立」が実現できる、投資方法です。
最近では沢村一樹さんがテレビCMに出演しているので名前を聞いたことがある方も多いかと思います。
このCM映像にもありますが、6つの質問に答えるだけで後は全てウェルスナビのAIロボットアドバイザーが、あなたに代わって資産運用をしてくれます。
投資の初心者、忙しいサラリーマンや、また女性の方にもぴったりの資産運用です。
【預かり資産1100億円突破】11月7日時点で、ロボアドバイザー「WealthNavi」の預かり資産が1100億円を突破しました。16年7月の正式リリースより約2年4ヵ月という期間で達成しました。今後もサービスの改善や、わかりやすい情報発信を続けていきます。https://t.co/7QzGoVPs2p
— WealthNavi(ウェルスナビ) (@WealthNavi) 2018年11月9日
また2018年には預かり資産額が1100億円を突破しています。
例えば「ひふみ投信・プラス」などで有名なレオス・キャピタルワークスは設立から10年で預かり資産額が約1350億円(2018年11月現在)です。
ウェルスナビは設立が2015年4月でまだ数年ですが、それだけの多くの人がウェルスナビの実力を認めている事になります。
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ウェルスナビについて詳しくはこちらもご覧ください。
投資信託(iDeCo)
投資信託は良く耳にする資産運用だと思いますが、日本で取扱われている投資信託の種類は約6000種類あり、その中から投資初心者のあなたにとって最適な商品を選ぶ事は非常に大変です。
そこでiDeCoやNISAなどの制度を活用することで、国が決めた基準以上の投資先だけに絞り込む事ができ、更には税制的な優遇を受ける事が出来ます。
その中で私がおすすめするのは毎月積み立てる「iDeCo」です。
iDeCoの場合は、運用益にかかる税金の約20%が免除され、更には所得控除にもなるので、長期で積立投資する場合、この税制的な優遇だけでもあなたの大きな力になります。
また2017年に公務員や主婦でも加入できるようになり、2018年11月には加入者数が約110万人に達し、現在でも月間2万から3万人のペースで増え続けています。
私もiDeCoには2017年から加入しており、証券会社はSBI証券です。
SBI証券であれば、国内だけでなく海外への投資信託も多く、分散投資という点でも優れています。
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iDeCoについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
生命保険
生命保険と聞いて、資産運用にはつながりにくかもしれませんが、生命保険でも資産運用は出来ます。
ココまで紹介した、ウェルスナビやiDeCoに比べると投資効率は落ちますが、資産運用におけるリスクは下がります。
またただ資産運用をするのではなく、保険にも加入することになるので、あなたに何かあった場合の保障にもなります。
私もアクサ生命、ソニー生命の2本を契約していますが、どちらも私がまだ投資初心者だった頃に勧められたもので、同じように投資の初心者にはおすすめの投資方法です。
生命保険については常に新しい商品や、既存の商品がリニューアルされているので、あなただけで判断するのが難しい場合は、こちら「無料保険相談なら【保険見直しラボ】」がおすすめです。
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初心者におすすめ少額から始める積立投資先3選!失敗しない資産運用のまとめ
ここまで失敗しない資産運用の基本と、少額から始められる積立投資先3つをご紹介しました。
最初にもお話をしましたが、資産運用は基本の3つを押さえることで、リスクを下げて、より安全に投資をすることが出来ます。
またこれからの時代は個人が主体的に資産運用をする時代です。
している人、していない人は、10年、20年後には格差が生まれると言われています。
この記事を読んで資産運用に興味を持った方は、すぐにでも資産運用を始めて下さい。
まずは行動することで、見えてくることがあります。