生命保険を使った資産運用の「効率」と「安全」を両立するには?

生命保険で資産運用
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突然ですが、皆さんは貯蓄をしているでしょうか?

きっと、全く貯蓄をしていないという人は少ないと思います。

せっかくお金を貯めようとしているのですから、できれば効率よく、しかも安全に殖やしていきたいですよね。

中には、リターンは小さくてもいいから、あまり高いリスクを背負うのは嫌なんて方もいるかもしれません。

そんな方におススメの貯蓄方法が、生命保険を使った貯蓄なのです。

生命保険で効率よく、しかもローリスクでお金を殖やす方法をご紹介したいと思います。

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ローリスク志向の人が選ぶべき生命保険は?

生命保険を使った貯蓄の中にも、ローリスクで確実性を重視したものからハイリスクで収益性を重視したものまで多くあります。

金融商品に対するリスク耐性は、投資経験や価値観などに左右されるので人それぞれです。

その中でも、初めて金融商品に手を出す人や、絶対に失敗したくないなど、ローリスクの資産運用を考えている人におススメなのが、円建て終身保険・円建て年金保険です。

理由としては、契約者が負うべきリスクが外貨建てや変額保険その他の金融商品と比較して少なくて済むからです。

 

銀行との比較

ローリスクな貯蓄の手段として銀行の普通預金・定期預金を想起する人は多いでしょう。

銀行は消費者にとって最も身近な金融機関だからです。

では、銀行の預金はどれくらいお金が増えるのでしょう?

銀行預金の利息は、定期預金で0.01%、普通預金は0.001%です。

1年間、普通預金に100万円を預けていても、100円しか殖えないのです。

ATMで手数料を取られたら元本割れです。

それに対して、生命保険を使った資産運用は、生保各社で前後しますが概ね予定利率0.25%です(*)。

銀行には「必要な時にすぐに引き出せる」という利点がありますが、長期的に資産を増やすには不向きな金融商品なのです。

*保険料のすべてが運用に回されるわけではありません。保険料の一部は保険会社の運営経費などになります。

終身・年金保険で効率よくお金を殖やす方法

円建て終身や円建て年金保険を使って、いかに効率よくお金を殖やすか?

そのカギは「保険料を短期間で払い終える」「運用期間を長くとる」の2点です。

下の図にある例は低解約返戻金型終身保険を例にとっていますが、30歳の人が保険料を10年間で払い終えて、それを25年間運用し65歳で解約する場合と、65歳まで保険料を払い続け解約した場合、それぞれ解約して受け取れる解約返戻金の比較になります。

40歳までに保険料を払い終えた方の解約返戻金は1100万円

65歳までに保険料を払い終えた方の解約返戻金は1000万円

こちらの参考プランでは、約100万円の差が生じています。

この差が生じるのは運用額と運用期間です。

40歳までに保険料を払い終えれば、それだけ多くの資金を長い期間運用することが出来るので、最終的な返戻率を高くすることができます。

*上のプラン例はあくまでイメージです。詳細は必ず保険会社または保険代理店でプランを作成してもらって確認してください。

終身・年金保険のメリット・デメリット

ここまでで、具体的なプラン例を見てきましたが、上記のプラン例にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

メリット

返戻率を引き上げられる
先にも話した通り、保険料の支払いを長期化する場合よりも、返戻率を高くすることができます。

一般的には契約時から10年で保険料を払い終え、65~70歳くらいまで運用し続けることが理想です。

解約返戻金の用途が広がる
例えば子供が生まれてすぐに加入した場合に限りますが、10年で払い終えれば、自分の老後資金として運用し続けることもでき、更に子供が大学(院)に進学する頃に解約して入学金や授業料に充てることも可能です。

その他、適宜必要な時に減額(*)して使うことも可能です。

*加入中の生命保険を全部解約するのではなく、部分的に解約すること。部分(一部)解約ともいう。例えば、解約返戻金1000万円の終身保険を減額して500万円分のみ解約し、返戻金を受け取る。

家計の負担を時間的に分散できる
家計の負担は保険料以外にもあります。

例えば子供の教育費は、多くの場合は中学生以降で支出が増える傾向にあります。

これは部活動や塾代が高くつくからです。

これらの負担と同時に保険料を支払うのが苦しい場合、子供が中学生になる前に払い終えてしまった方が楽になります。

デメリット

毎月の保険料負担が大きくなる
当然ながら、短期間で所定の保険料を支払うということは、毎月の支払額が大きくなることを意味します。

保険料以外の要因で、何かの拍子に支出が家計のキャパを超えてしまうと、残念ながら保険を途中解約するなどして、目標金額を達成できないという事態が発生します。

仮に、30歳の人が総額500万円の保険料を払うとして、65歳払い済みの場合と40歳払い済みの場合を比較します。

65歳払い済みの場合は、毎月約12,000円の保険料負担なのに対し、40歳払い済みにすると、毎月約42,000円の保険料になります。

将来のお金も大事ですが、明日の生活が行き詰っては本末転倒ですから、少なくとも10年間は耐えられる金額を設定することが、失敗を避けるポイントです。

生命保険での資産運用まとめ

ローリスク・ローリターン志向の人に向いた運用方法として、円建て保険をご紹介しました。

ローリスクの中にあって、できるだけリターンを大きくするには、保険料は短期で、運用は
長期的にというのが定石ですが、毎月の保険料負担が大きすぎると、今の生活を圧迫する
ことになりかねません。

くれぐれも無理のないように、適度な金額を設定しましょう。

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