今は銀行にお金を預けていても、微々たる金利しか受け取れません。
この金利はインフレにより今後の良くなっていくであろうと考えられますが、今すぐに1%となるわけではありません。
「それなら資産運用を始めよう」と考えても、何から始めて良いのか、また難しそうだと感じて行動できない事もあります。
私自身も30代の後半から資産運用を始める時は、色々とインターネットで調べたり、いくつかセミナーにも参加しました。
ここではそんなあなた抱えている問題や不安、悩みを取り除いて、資産運用を始めやすいように、まずは資産運用として基本となる5種類の運用先のリスクを比較し、更に各運用先のメリット・デメリットをまとめと思います。
ここであなたにあった運用先が見つかります。
資産運用の基本5種類のリスクを比較
資産運用はあなたのお金をただ銀行に置いておくのではなく、お金に働いてもらうことです。
その働く先(運用先)は多くありますが、そこには必ずリスクもあります。
コチラの図のようにリスクが小さい場合は、リターンも小さく、大きい場合はリターンも大きくなります。
- ローリスク=ローリターン
- ハイリスク=ハイリターン
ではここにある資産運用の基本となる5種類の運用先を順番に見ていきたいと思いますが、その前にあなたには確認しておいてほしい点があります。
資産運用を始める前に
まずはあなたのライフプランを作成してください。
ライフプランと言っても難しく考えないでください。これから始める資産運用においてはとても重要なことです。
最初にあなたの支出を簡単に書き出してください。その上でいくら資産運用で使う事が出来るのか確かめて下さい。
また資産運用によって築いたお金を何に使うのか?「目的」を明確にしてください。
資産運用を始める前のチェックポイント
2、資産運用で得たお金を何に使うか「目的」を持つ
この工程を経るだけでも、支出の中に余計なお金はないか、あなたの家計の見直しにもなります。
ライフプランについて詳しくは「資産運用の前にやっておく事」も参考にしてください。
では早速、資産運用の基本となる運用先5種類について説明していきたいと思います。
預貯金
日本人だけでなく世界中の誰もが利用している銀行に、お金を預ける事も一つの資産運用と言えます。
例えば定期預金なんかは良い例だと思います。今の定期預金の利回りはゆうちょで1年預けて0.01%程度です。
大きな金額にはなりませんが、それでも利息が付きあなたの資産を増やしてくる運用先です。
預貯金のメリット
とにかくリスクが小さいので、リスクを冒してまでお金を働かせたくないという方に向いています。また好きなタイミングで好きなだけ引き出すことが可能なので、生活費などを置いておくには便利です。
預貯金のデメリット
今後物価が上昇していった時に、現在の銀行の金利では物価の上昇率に追いつかなくなります。そうするとあなたが銀行に預けているお金の資産価値は下がってしまいます。
また仮にあなたが1,000万円以上の預貯金を一つの銀行でしている場合、その銀行が破綻したら1,000万円までしか補償はされません。
資産価値の低下について詳しくは「資産運用セミナーで知った事実とは?」もお読みください。
債券
国が発行するものを「国債」、企業が発行するものを「社債」と呼んだりしますが、これは債券になります。
あなたが国や企業にお金を貸して、期間は短いもので半年から長いもので10年以上のモノもあり、借りた利息と元金を返してくれる運用先です。
最近ではソフトバンクグループや、武田製薬が発行する予定の社債(企業の債券)などが話題です。企業の成長活動に必要な資金を手に入れるために、こういった社債を発行します。
債券メリット
あなたが貸したお金に対しての利息を付けて返してくれるので、分かりやすいのがメリットです。
債券デメリット
企業も国も破綻する場合があります。その時には貸したお金が返ってこないも場合もあります。
また途中で解約できない場合がほとんどで、解約できたとしてもペナルティを払う場合もあります。
投資信託
運用初心者におすすめはこの投資信託です。
投資信託は国内、海外の株式に債券や不動産等など、複数の運用先を一つにパッケージにしたものが多くあり、分散してリスクを抑えながら資産運用ができます。
投資信託メリット
あなたが直接運用するのではなく、運用責任者があなたよりも精度の高い情報を基に投資先を選び、あなたに代わってあなたの資産を運用してくれます。また最初の投資額も少額から開始できるので、気軽に資産運用を始められます。
投資信託デメリット
いくら分散して運用するにしても、短期的には想定の利回りに届かない、もしくは大きく下回り元本を割る可能性もあります。
不動産
ここからは少し難易度が上がります。不動産投資は最近本当によく目にすることが多いと思います。個人オーナーもしくは共同オーナーになって不動産物件を運営・管理していく運用先です。
共同オーナーの場合は、運営会社がオーナーさんから少しづつ投資をしてもらい、そのお金をまとめて、物件を管理・運営するケースが最近増えてきています。
不動産メリット
長期的に安定した運用益を得られる可能性が高く、個人オーナーの場合であれば、物件購入の際のローンを支払い終えれば、その後の家賃収入は管理コストを除いて、そのまま自分の収益となります。
不動産デメリット
個人オーナーで運用する場合は、物件の良し悪しを判断し、銀行からローンを組んで、修繕をしてなど、やらなくてはいけない事が非常にたくさんあります。
これは一定の知識も必要となるので、簡単に始めることは出来ません。
また共同オーナーであっても、ニュースになった「かぼちゃの馬車」のように、悪質な運営会社も存在するので、見極めが必要になります。
投資初心者が不動産投資を始めるのであれば、ワンルームマンション投資がおすすめです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
株式
国内、海外とありますが、基本的には証券取引所に上場している企業の株券を買うことです。株価が安いときに買い、高くなったら売る事で利益を得ることが出来ます。
株式メリット
企業によっては株主優待券などを発行しているところもあり、ただ株に投資するだけでなく、それ以外の楽しみもあります。
また不動産に比べると、新聞やネットニュースを見ていれば割と情報も入りやすく、年に一回の株主総会などで今後の経営方針などが聞けるので、初心者でも投資の判断がしやすい。
株式デメリット
企業は成長し続ける事が前提ですが、経営破綻するなどのリスクもあります。
その場合は株券はただの紙キレになってしまう事もあります。紙キレにならなかったとしても、初期投資の金額よりも大幅に減ってしまいます。
また日本の経済だけでなく、アメリカや中国などの世界経済とも絡み合っており、また北朝鮮の問題などがあると株価は左右されやすいなど、管理には多岐に渡って見ていく必要があります。
まとめ
資産運用の方法は多くありますが、メリット、デメリットご理解いただけたでしょうか?資産運用はあなたの資産を守る為の重要な手段です。
テレビなど含めてメディアで流される資産運用に関す情報は、多くが「投機」です。
「投機」は一発勝負で勝った負けたを決めるようなもので、話題性や見栄えは良いのですが、資産運用とは言えません。
この他の運用先として「外貨(FX)」での運用も考えられますが、これは一部投機的な部分も含まれるので、資産運用としては今回外しました。
ただリスクを分散するという意味で外貨を持つことは、非常に良い方法だとは思います。
これらの資産運用についてもう少し詳しく学びたい方には、こちらの無料セミナーもおすすめです。
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