資産運用の初心者が始める前にやっておく事

資産運用
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資産運用の初心者にとっては始める時に、色々と勉強すべき事が多いと考えるかもしれませんが、あまり難しくは考えないでください。

資産運用は基本さえ押さえれば難しいものではありません。

それよりも少し手間がかかるのは、あなたが自分の将来をどう描くか?ライフプランと呼びますが、これを作る事の方が重要になります。

これから資産運用の前に、あなたがやっておく事をまとめていきたいと思います。

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資産運用はライフプランの作成

資産運用はあなたのライフプランに合わせて考えることになるので、まずはあなたのライフプランを作っていきましょう。流れはこんな感じです。

  1. 1ヶ月の収支をまとめる
  2. ライフイベントをまとめて概算費用を知る
  3. 1.2をもとに老後までのライフプランを作成

最初にやる事は1ヶ月の収支をまとめることです。もしあなたが毎月家計簿をつけているのなら、このステップはいりません。次の概算費用を知るに進んで下さい。

私の場合はエクセルで、まず1ヶ月の収入(給与)と支出(食費、家賃、光熱費、クレジットカード、衣服費、携帯代、おこずかい、雑費、税金など)を簡単にまとめました。ここでのポイントは、支出について詳細まで落とし込む必要はありません。自分で分かっている範囲内で作ってみてください。もちろんエクセルではなく紙に書き出しても構いません。

実はこれが一番重要で、何となく使っていたお金の使い方やお金の流れを自分で把握することが出来ます。この1ヶ月の収支を見ることで、あなたはお金を何に使っているのか意識するようになります。

次にライフイベントですが、これは個々の状況によって変わってきますが概算費用は以下のようになります。

結婚式:約350万円(招待客数は70名程度)

新婚旅行:50万円(海外に1週間)

出産:約10万円(出産費用は自治体から出るので、ベビーカーやオムツなど子供用品が中心になります。)

子供の養育費(一人当たり):約1,500万円(大学を卒業する22歳までの教育費。私立が中心となるとプラス1,000万円程度を考えて下さい。)

子供の結婚:100万円(お祝いとして何か物を買ったり、現金を渡したりと人それぞれ違うかと思います)

老後の生活費:3,000万円(60歳で退職、夫婦2人で85歳までの25年間、年金にプラス10万円した場合の概算費用“10万円×12か月×25年間”)

旅行費用:25万円(年に1回の旅行)

やはりボリュームが大きいのは、子供に掛かる費用と老後の生活費です。結婚式などは親しい人と家族だけで挙げたり、旅行も行かなければお金はかからないので費用は抑えられます。

そして最後に先ほど作った1ヵ月の収支を12ヶ月(12倍)にして年間の収支を作り、ライフイベントの概算費用とあわせて、85歳までのライフプランを作っていきます。※女性の場合は平均寿命からして90歳までのプランが必要になります。

ちなみに年収については、年齢や会社の業績によって上がっていく事になるので、現実的に予想できる金額を、大体で構わないので入れていきましょう。

そしてあなたの老後に受け取れる年金額については「ねんきんネット」で金額を調べることが出来るので、一度調べておきましょう。

老後に必要なお金に不安はありませんか?「ねんきんネット」を活用しよう!
あなたは老後のお金の不安はありませんか?日本年金機構のねんきんネットで老後に受け取れる年金額をシュミレーションすることが出来ます。また繰下げや、繰上げると年金額がいくら違うのか?なども調べられます。ねんきんネットで老後のお金を見える化しましょう。

ライフプランが出来てしまえば、後は必要なお金をどのように作っていくかになります。ここで短期的に必要なものは支出を減らして貯金でカバーすることになり、長期的に準備期間が取れるものに関しては資産運用で用意する事になります。

家計を見直す

資産運用をする事の副産物的なメリットとして、1ヶ月の収支を作ったことで、あなたが何にお金を使っているのかハッキリする事です。これは家計を見直すキッカケにもなります。

その家計の中から今度は削れるモノを探して下さい。貯金ができるくらい余裕があったとして、見直すことは悪くない事です。

よく言われるのは携帯料金だと思います。携帯を契約してかずっと料金プランの見直しをしていない方は、プランを変更するだけでもかなり削れたりします。また携帯を格安携帯に変えることもおすすめです。

その他に生命保険などの保険を見直したり、外食の回数や被服費など減らしたりしましょう。

資産運用は保険でも出来るの「生命保険での資産運用」も参考にしてください。

このように家計を見直すことで、毎月1~3万円くらいは資産運用に使える金額ができると思います。

先ほど作ったライフイベントを見ても分かるように長期的に必要なお金として「教育費」と「老後」はどちらも大きな金額です。これを貯金だけで賄おうと思ったら今以上に節約していかなくてはいけません。

仮に毎月5万円ずつ貯金したとして、3,000万円を用意するには50年間かかります。50年もかけたら、あなたは既に老後の生活に入ってしまっています。

そこで資産運用をすることで50年間を20~30年間くらいに短縮する必要があります。もちろん利回りが良ければもっと短縮することは可能です。

まとめ

最後になりますが、資産運用に関しては長期での運用をおすすめします。

資産運用の初心者であれば特にそうです。なぜなら短期での運用よりも長期の方がリスクが低くなるからです。

資産運用は大きなリスクをとれば大きなリターンがあり、小さなリスクをとれば小さなリターンしか得る事は出来ません。

しかしリスクが小さくても長期でコツコツ積立て運用することで「複利」や「ドルコスト平均法」の効果も加わり、低いリターンから中程度のリターンを望むことは可能です。それが長期で資産運用する事の強みになります。

そして一度作ったライフプランは常に状況の変化に応じて更新をしてください。今後あなたが資産運用することで得られるであろう予想の運用益なども加えていくと、より現実に近いプランが出来上がっていきます。

資産運用初心者のあなたには「1万円から始められるおすすめの運用方法」もお読みください。
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