iDeCoの朝日Nvestグローバルバリュー株オープンの特徴

朝日Nvestグローバルバリュー株オープンiDeCoで資産運用
この記事は約7分で読めます。

朝日-朝日Nvestグローバル バリュー株オープンはSBI証券のiDeCoに採用されている投資信託になります。

iDeCoという年金積立を行う制度でバリュー株に投資する投資信託という、株式運用の投資信託になるのでリスクはあると思いますが、それに見合ったリターンもあると考えられる商品になります。

スポンサーリンク

日Nvestグローバルバリュー株オープンの特徴

朝日-朝日Nvestグローバルバリュー株オープンの運用方針

日本を除く世界中の株式を対象として、企業調査を基本としたボトムアップアプローチ重視の銘柄選択を行い、投資銘柄数を30~50銘柄に絞り込みます。対円での為替ヘッジは、原則として行いません

朝日-朝日Nvestグローバル バリュー株オープンの特徴としては日本を除く世界中の株式を投資対象にしています。

よって日本の債券や日本の株式だけに投資しているのに比べて分散投資になっているといえます。

そして、この投資信託の運用方針の戦略であるボトムアップアプローチを行っています。

まずは、投資する株式を調べ、PBR、PER、独創的なアイデアを組み込んだバリュー銘柄(まだ本来価値を見積もられていない銘柄)を選定します。

更にそこから定量的評価といって財務分析面からの適正株価を調べ、同時に定性的評価という企業のソフト面から適正株価を調べます。

定量評価と違い、その会社を直接訪問し企業、経営者の質などを見ていきます。

例えば

  • 経営者が株価を強く意識した経営を行っているか?
  • ブランド力・技術力などの確立した事業基盤を持っているか?

 

こうした数字に表れない部分のチェックを行い買付銘柄を決めます。

しかし常時投資銘柄数は30~50銘柄となっており、投資信託としてはかなり投資対象が少ない部類に入ります。

 

日経平均に代表される指標であっても日本を代表する225銘柄を投資対象とするくらいですからいかに投資対象が少ないかが分かるというものです。

ここまで分析した少ない投資対象であれば、リスクはかなり抑えらています。

 

しかしリスクも存在します。

それは為替ヘッジなしということで為替の影響を直接受けるということです。

 

日本を除く海外の株式に投資をしますが、その中には新興国も含まれます。

新興国は政情や経済事情が不安定な国もあり、国よりもむしろ企業のほうが経済的に安定しているということが少なくありません。

 

企業は、各国に支店を持っているケースもあり、業績がしっかりしているところもありますが国の場合は、その国に力がなければその国の信用力である通貨の価値が下落するということにつながります。

よって、株価が変わらないまたは少し上がったとしても為替が大きく下がってしまえば評価金額として損失をこうむることがあります。

 

バリュー株とは本来の価値よりも低く見積もられている市場では過小評価されている株式です。

具体的には算出した企業の本来の価値の70%以下になった株式を購入します。

またそれと同時に割高になってしまった銘柄や適正価格になった銘柄の株を売却する出口戦略を持っています。

ボトムアップアプローチによって銘柄を選定する際に、すでに購入した銘柄も再調査を行い、売却するかどうかを調べるのです。

 

株価は、投資家たちの需給要因のほかにニュースや決算などのファンダメンタル情報により値上がり値下がりします。

その中で、購入する銘柄については本来の企業価値への株価へ右肩上がりに向かう銘柄を選定されるようです。

銘柄を選定するのは米国のハリス・アソシエイツ社に属する経験豊富なファンドマネジャーが行います。

 

朝日Nvestグローバルバリュー株オープンはiDeCoには珍しく、運用状況によっては分配金を出しています。

iDeCoは年金という性質上かなり長期的な目で投資を行うために分配金を出さないものが多いです。

 

一般的に投資信託の分配金は投資家に還元される利益の一部ではありますが、一度投資信託の資産から出されてしまうので税金がかかってしまいます。

仮に再投資を選んだとしても税金分だけ資産が減ってしまうことになります。

例えば投資信託の基準価格が10,000のときに1000円の分配金を出すと仮定しましょう。

その1000円は投資信託の純資産から支払われるので基準価格は10,000-1,000=9,000となります。

そして、もう一度1,000円が再投資というカタチで純資産に戻るのであれば純資産に変化はないのですが1000円に対して20.315%の税金がかかると797円ほどに分配金が減ってしまい、純資産に戻ったとしても9,000+797=9,797円となり、203円分資産が減り、合計の運用金額が減ってしまうのです。

 

しかし、ここが通常の運用とiDeCoで運用する際の大きな違いでありメリットになります。

iDeCoで運用中は分配金には非課税ですべて再投資されます。

 

よって、資産の流出がなく運用ができるのです。

朝日Nvestグローバル バリュー株オープンは常に割安の株を買い、割高または適正価格到達の株を売っているのでその利益を還元するために出しているのでしょう。

 

手数料について

購入に対する手数料はかかりません。

iDeCoの投資信託としては長期的投資を視野に入れているので申込手数料はかかりません。

その他、信託報酬はかかります。

 

株式のみに投資をする投資信託ですが、投資先株式を調査を行う必要があり、それも直接企業に訪問したりといったかなり決め細やかな調査を行ってくれていますので信託報酬の中でも高めにせっていされています。

1.944%です。

様々な商品に投資をするバランス方の投資信託でも1%前後のものが多い中やはり2%近い信託報酬は高目といわざるを得ません。

 

売却する際の信託財産留保額はかかります。

こちらも0.3%と通常の投資信託並みにかかります。

このように費用だけで言うと申し込み手数料がかからないだけで他の費用は通常の投資信託並み、あるいはそれ以上かかります。

朝日Nvestグローバルバリュー株オープンの価格推移

朝日Nvestグローバルバリュー株オープンは単純に基準価格だけで過去の推移を比べてはいけないと考えます。

それは、決算日において分配金を出しているからです。

分配金は本来外に出している資産と考えるべきものですがiDeCoの場合は再投資をされるので資金が少なく運用が難しくなるということにはなりません。

設定当初の10000円と、仮に基準価格が下がって今、10,000円になったとしてもそれは同じではないということです。

 

もともと2000年3月24日に投資を行い、積立を行っている場合、設定以来支払われ続けた分配金を加味する必要があるということです。

2019年4月19日現在では13,546円ですが、分配金込みの基準価格は56,625円でなり、4万円以上のかさ上げした金額になっています。

 

基準価格だけ見るといまいちピンと来ないかもしれませんがこれは1万円で投資した金額が5万円になっているということ、当初投資した金額が5倍になっているということです。

世界の株式に投資を行うという戦略のため為替の影響も受けリスクも高い投資信託といわざるを絵馬円がそれに相当するリターンも得られるといってよいでしょう。

まとめ

iDeCoに採用される投資信託といってもなるべく元本を減らさないように投資を行う安全志向の投資信託からリスクの高い株式投資の商品まで様々用意されています。

そこがとても面白いと同時に運用結果次第でもらえる金額に大きく差がついてしまうという怖さでもあります。

これは投資を行う方がリスクをどこまで受け入れられるかがとても重要になります。

年金は決まった金額をもらいたいと思うのであれば少しでも少ないリスクの商品やもっと言うと定期預金型の商品を選べばよいです。

逆に少ない金額でも大きな金額を狙いたいという方には、朝日Nvestグローバルバリュー株オープンはうってつけといっても良いでしょう。

私がおすすめするネット証券はSBI証券です。
私もSBI証券でiDeCo口座を持っているのですが、SBI証券も楽天証券 も手数料に差はなく、どちらも業界最安値を競い合ってます
それでも私がSBI証券をおすすめする理由は、メールや電話での問い合わせに対して一番対応が良かったからです
これから長く付き合う証券会社なので、こうした点は非常に重要です。

今すぐ無料の資料請求
タイトルとURLをコピーしました