生活していくには困らない、多少の遊ぶお金はあるけど、将来の事を考えると不安に思う。
そんな「マイルド貧困」が増えているのをご存知ですか?
私はこの「マイルド貧困」と聞いた時に、もう一つ「老後破綻」というキーワードが浮かび上がってきました。
「老後破綻」「老後貧困」は「マイルド貧困」の先にあるのではないかと思い、「老後破綻」「老後貧困」についても調べてみました。
老後破綻しやすい人とは
老後破綻になりやすい人はこういう人だそうです。
- 住宅ローンが残っている
- 国民年金を払っていなかった
- やたら生命保険に入っている(私もそう・・・)
- マイカーを手放さない
仕事もリタイヤし収入がないのに、住宅ローンがまだ残っていたら確かに破綻の可能性はありますね。
自宅購入の際に無理な背伸びをせずに身の丈に合った物件であれば問題ないと思いますが、不動産屋によっては購入の際に、無理なローンを組ませようとしてくる会社もあるので注意が必要です。
国民年金は今の老後と呼ばれる人は大体入っていると思うけど、これから未納者が増えそうですね。
生命保険は契約した時と家族構成など状況も変わっていると思うので、見直しが必要ですね。
車はどこに住んでいるかにもよるので、公共交通機関が充実しているエリアであれば不要だと思います。
1個1個みていけば「こんな事で」と思うかもしれませんが、これらが積み重なり、何十年も続けていたら、それは大きなお金になります。
例えば、40歳から60歳までこれらを積み上げていくと
- 毎月1万円の保険料=240万円
- 2万円の駐車場代=480万円
保険料と駐車場代金だけで720万円になります。
仮に毎月3万円を積立て年間利回り3%で資産運用した場合
※運用益には税金はかからないものとしてグラフを作成
最終金額は約980万円となり、約1.3倍の金額になります。
一方はマイナス720万円、一方はプラス260万円になります。
「こんな事で」と思うような金額が積みあがるとこれだけ大きな違いになります。
それが老後のお金となると今よりも大きな意味を持ちます。
例えば国民年金を最低10年間納めれば年間約20万円、40年納めていれば年間約77万円、どちらも死ぬまでもらえます。
もちろん保険に入る必要が無いと言っている訳ではありません。
車に乗るなと言っている訳でもありません。
無理してでも年金を納めようと言っている訳もでもありません。
それが本当に必要なのか見直す必要があるという事です。
マイルド貧困とは
マイルド貧困の話しに戻りますが、ダイヤモンドで紹介されていた記事にもありましたが「多少の遊ぶ金」はあるのです。
もちろんすべてを切り詰めて生活していくのは息苦しいですが、先ほど紹介した40代のマイルド貧困さんは、月に5万円くらいを友人と飲みに行ったり、遊びで使っているとありました。
もしそのお金のうち少しでも資産運用に当てれば、将来が変わってくるではないかと思います。
もし今の生活から抜け出す気配がない、結婚などを考えていないのであれば、貯蓄として毎月3万円を貯金しているお金も資産運用に回すことで、少なからず老後の心配事は減らすことが出来ます。
こうした「マイルド貧困」の先にあるが「老後破綻」「老後貧困」ではないかと思います。
まとめ
日本全国民「中流階級」と言われていた時代は過ぎました。既に日本は格差社会に入っています。
その格差を埋めようとするか、埋めようとしないかはあなた次第です。
資産運用はその差を埋めるための手段としては、非常に有効的だと考えます。
先ほどのグラフの年間の利回り3%は可能な数字と考えられます。
年間3%の利回りの根拠としては、過去の実績として1990年以降に日本株・日本債券・外国株・外国債券に均等に投資していたら、リーマンショックなど大きな低迷もありながらも、年間の平均利回がおよそ5%になったそうです。
そこには株と債券の動きが逆になることで、お互いのリスクを補いながら資産運用できたのが大きかったようです。
ちなみに今の日本の債券の金利は低いので、これから始める人は日本債券なしでもいいかもしれません。
もう一つの根拠としては、2018年1月に世界銀行は今後の世界の成長率が3.1%という予想を発表した事です。
日本含め海外の国や企業に分散投資することで3%程度の利回りは見込むことが出来るという事です。
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もちろん資産運用にはリスクは存在し、常に上がり続けるわけではなく、経済は上下しながら成長していくモノです。
中にはリーマンショックのような大きな下げはあるかもしれませんが、それでも数年後に回復していきます。
そして資産運用は「長期」「積立」「分散」が非常に重要なキーワードです。
もし資産運用に興味がある方はこちらも記事も併せてお読みください。
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